椰子の実日記【JOYWOW】
2004年04月21日(水)
フータくん
実に35年ぶりに藤子不ニ雄Aの『フータくん』を 入手した。ずっと探していたのだが、絶版だった のだ。ブッキングと楽天がやっている復刊ドットコム のおかげで見事復刊なり、全7巻プラス特別編1巻が 揃った。ありがとう!
話は、フータ君が全国を旅するための旅費100万円 を稼ぐ物語。毎回読みきりで、最後には今回稼いだ お金と使ったお金の収支が出、現在の貯金高が示される。
物価は作品連載時の昭和39年から41年当時のものなので、 そのあたりも面白いし、風俗も面白いのである。 車のデザイン、当時の流行の車種が出てくるから、 勉強になる。三菱デボネアなんていうのも出てくる (デボネアはその後22年モデルチェンジしなかったの で、このデザインで何と昭和61年まで行ってしまった のだなあ、と感慨深い。三菱自動車のブランド・イメージ と重なる)。
若い頃は、藤子不ニ雄Aは暗い画風なので好きではなかった のだけれど、こうして読んでみると、非常に深い。 作品執筆時はいまのぼくよりはるかに若かったはずだが、 人生哲学が濃く反映されている。
35年ぶりに読むのだが、うっすら覚えているエピソード があるのに驚くし、「うっすら覚えている」どころか、 ぼくの金銭哲学を形成した一助にもなっていることに 気づいた。まだ1巻を読んだだけ。残り7巻もある。幸せ である。
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