虹色過多想い
2004年08月20日(金)  君と過ごす夏


タンスを何度も開けて大人っぽい服を探して、マニキュアを2度塗りして、初めてイヤリングなんかつけちゃって、銀色のパンプスを履いて、夕方のバスに乗り込んだ。
駅前行きの夕方のバスは空いていて好き。
そして駅前に降り立つと、町は金曜の夜の賑わいで、それも好き。
人ごみは苦手なはずなんだけれど、金曜の夜をみんなが楽しんでいて、そこに仲間入りできるのが嬉しい。

好きな人の仕事が終わるまで、雑貨屋さんとか服屋さんを回って、最後はいつも通りお気に入りの本屋さんでケータイ握り締めながらマンガも雑誌もエッセイも読んだ。
やっぱりひとりでのお買い物はいいなぁ。

空は真っ暗になって、綺麗な三日月が窓から見えると、あの人からの電話が着た。
待ち合わせ場所、少し離れたところから、先に着いてるあの人をこっそり眺めるのが好き。
家まで迎えに来てもらえるのも嬉しいけれど、こうやって駅まであの人に会いに行くのも好き。
好きなものと好きなことがどんどん増えていく。

久しぶりに街で遊んで、終電ぎりぎりに駅へと向かった。
終電のアナウンスが流れる中、あの人が「一緒に帰る?」と言ってくれて、あたしは自分の家とは全然違う方向への電車に一緒に乗る。
あの人の地元の駅で降りて、そこから車であたしの家まで送ってもらった。
とてつもなく面倒くさいことをわざわざやってくれるあの人に、甘えちゃってる。


2年前の夏に、病気にかかって、その夏を楽しむことなんてできなかった。
去年の夏、一昨年前の夏が何度も思い出されて、怖くて怖くて夏が過ぎていくのをただじっと待つことしかできなかった。

今年の夏は好きな人が一緒にいてくれて、ものすごい速さで夏が過ぎていく。
楽しくて幸せな想い出ばかりを残して。

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