2005年04月04日(月) |
上手い三塁手を見つけよう |
三塁手はあまり守備の上手なイメージはない。 小久保裕紀、中村紀洋、小笠原道大や 「4番サード」とかどちらかといえば打撃に定評のある選手が 守るポジションという印象が強い。 「上手いショートがいる」とは何度も聞くが 「あのサードはうまい」とはほとんど聞かない。
私も今まで二遊間ばかりに目がいきがちだったが 昨年の今頃あたりから「上手い三塁手を見つけよう」という スローガンを勝手に立てて野球を見てきた。
そして今年のセンバツ、内野の失策数が多かったとはいえ 守備の上手な三塁手がたくさんいたことに気付いた。
昨年 今年 94 全失策数 70 26 三塁手の失策数 10 27.7% 三塁手の失策率 14.3%
昨年は、大会4日目第二試合で 早くも今年の失策数10に並んでいる。 全体的に昨年の方が失策数が多かったこともあるが 失策率に直すと10%以上下がった。 今年の三塁手は送球が安定しており、暴投も少なかった。 堂上直倫(愛工大名電)、角一晃(東海大相模)のような スラッガータイプの選手もいれば 体重62kg以下の小柄な選手も5人いた。
思えば、三塁手は華のあるポジションだ。 肩の強いところを見せられるし、強い打球を かっこよくさばけばさまになる。 バント処理でも一目散に走っていき、打球を拾い上げ 素早く一塁へ送球。アウトにするには俊敏な動きが必要だ。 三塁=守備が下手という先入観を捨て 今年も上手い三塁手を見つけていきたいと思う。
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