ノート

2002年01月19日(土) 野球留学

この「野球留学」について,非難する人が多い。
私は賛成です。
ただ,世間は地元だけのメンバーとか県外出身者ゼロと
いった言葉に同情しやすい。
昨年,21世紀枠で出場した宜野座が
嫌いという人は聞いたことないし,NHKでも特集されたように
その人気の高さがうかがえる。
きっと地元,しかも宜野座“村”だけのメンバーで
構成されたチームだからという理由も含まれているはずだ。

「野球留学」だけがどうして非難されるのだろう。
水泳界の大先輩でもある千葉すずさん。
彼女は「水泳留学」だ。千葉さんは仙台出身。
しかしオリンピック出場を夢見て,
高校水泳界でも名門である近大附属に入学した。
同い年で何度か大会でも顔を合わせている寺川綾ちゃん。
彼女は大阪出身だが,同じく近大附属水泳部に所属し
親元を離れて,寮生活を送っている。
世界水泳では,見事ファイナルまで進んだ。
だが,水泳留学を非難する人はいない。
野球と同じくらい水泳にも興味を抱いているが
水泳界では聞いたことがない。
逆に聞かれてしまった。
「どうして野球留学は非難されるんだろうね」と。


自らの意思で人生を決めているのだから
他人にとやかく言われる必要は無い。
まだ15歳だというのに,自分の夢を実現するため,
親元を離れ友達もいない,遠い学校へ進学することは
立派なことだと思う。
「甲子園に行きたい」
夢を叶えるために「野球留学」を利用するのは1つの手段だ。
もしライターになるための高校でもあったら
私も北海道だろうが九州だろうが,通っていたと思う。
野球留学のメッカ,光星学院。
青森の慣れない方言に戸惑うこともあったという選手は
甲子園から帰ってきて一言「やっぱり青森は良いね」
青森出身の仲間は
「あいつらと野球ができて良かった。
自分のレベルも上がった。感謝してる。」

地元出身も新鮮でいいかもしれない。
でも,野球留学もいいんじゃないかな。


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