「進藤…」誰も居ない所で一人でぽつりと呟いてみる。「進藤…ヒカル」言った瞬間カッと頬が熱くなり、顔が赤く染まったのがわかった。(練習でこうなんだから)キミの前でキミの名前を呼ぶことなんてきっと一生出来ないと、ぼくは動悸の止まらない胸を押さえながら大きく溜息をついたのだった。