| 2005年01月28日(金) |
(SS)ある愛の詩(ぼくはとても幸せでしたが) |
「なあ、塔矢はブログって知ってる?」
知らないというと和谷くんは、ネットで書く日記なんだけどすごくおもしろいの見つけたから教えてやるよとその日記のURLを教えてくれた。
家に帰って早速教えられた場所に行ってみる。
人様の日記を読むというのにはものすごく抵抗があったのだけれど、気がつけばかなりの量を読みふけってしまった。
「あれ…なに?棋譜の整理でもしてんの?」
あまりに夢中になって読んでいたので、進藤が帰ってきてうしろからのぞき込んだ時に咄嗟に閉じることが出来なかったくらいだ。
「って…わーっ!」
その後進藤は奥の部屋に立てこもり、ぼくがいくら謝っても翌朝まで出て来なかった。
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アキラへの愛をただひたすら書きつづった日記。
ヒカルは一晩中しくしくと泣いていたものと思われます。
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