おやすみと言ってから、ぼくの手を探すキミの手が好き。子どものように手を握り、それからたぐるようにぼくを抱き寄せるキミの腕はもっと好き。「塔矢が好き」「世界中で一番…」愛してるから夢ん中で絶対に浮気なんかしないでね。そんなことを真面目に言う、キミはバカで、でも愛しい。夢でも現実でもぼくを絡め取る愛情という名の紐は優しくてこんな優しい縛りもあるのだと。時に自ら緩めてしまおうとする。キミのことがぼくは誰よりも好き。