| 2004年04月01日(木) |
黄泉帰らず(ネタバレあり)+ |
去年、映画館で見た後も日記に書いたわけなのですが「黄泉がえり」。今日はこれならいいのではとこんな変換をかけて見ていました。
で、真面目にこの作品が好きな方、これから見る予定のある方はここで引き返して↓は見ないでおいてください。
ヒカアキ変換「黄泉がえり」
<キャスト>
平太 ヒカル 俊介 アキラ
葵 無し←え?
映画のキャラクターは無視してください。
一部地域で発生した死者の黄泉がえり現象を調査していた若きエリート、進藤ヒカル。彼は調査を進めていくうちに、どうやって死者が蘇るのかというシステムを理解した。
死者の体を磁場が発生している地域に持って行くことによって、黄泉がえりを起こすことができるのだ。
実は彼には二年前に死に別れた親友(嘘、片思いの相手)がいたのだ。 ドナー登録していた彼の角膜を手に入れるためにヒカルは研究施設に押しかけて角膜を手に入れようとする。
「離せ、おれはあいつを蘇らせたいんだっ!」
「帰って来い、塔矢。帰ってきておれに一度くらいちゅーさせろー」
タイムリミットが迫る。 後僅かで黄泉がえった死者たちが消滅するというギリギリに、ヒカルは塔矢を黄泉がえらせることに成功するのだった。←は?
「進藤…」
二年前、死んだそのままの姿で現れる恋人をヒカルは抱きしめる。
「塔矢ー、おれ、ずっとずっとずっとずっとお前のこと好きだったんだ。ずっと…」 「なんでもっと早く言わないんだ」 「だってお前、おカタイし、んなこと言ったら嫌われるかと思って…」 「バカだな…嫌うなんて、ぼくもキミがずっと好きだった」 「マジ?(涙)」 「…うん」 「ひゃっほう♪」 「でも…もう時間が…」 「だめ、おれもうお前のこと離さない」 「進藤…」 「絶対に絶対に離さないからっ」 「ぼくも…ぼくもキミと離れたくないっ」
そして…。
黄泉がえった死者たちが全て消滅した後もアキラは消えず、(ヒカルに帰してもらえず)そのまま二人はひっそりと、でもラブラブで暮らしたのでした。←おいおい。
すーみーまーせーんー。純粋に「黄泉がえり」は好きなんですよう(TT)
つづき。今度は別ばーじょんです。
平太 ヒカル 葵 アキラ 俊介 緒方精次十段
二年前、慕っていた兄弟子緒方を亡くしてから、アキラは沈んでいた。 幼い頃より公私共に親しく付き合ってきた緒方はアキラにとって実の兄のような存在だったからだ。
親友の進藤ヒカルは心密かにアキラを愛していたが、アキラは緒方を愛しているのだと思い今まで告白することが出来なかった。 そんな折り、黄泉がえり現象が起こり、緒方を復活させられる可能性が出てきてヒカルは葛藤する。
「おれ…狡いんだ。あいつがどんなに緒方さんに会いたがっているか知っていて、なのにその方法を隠してた」
しかも実はアキラも交通事故により死亡して蘇った「黄泉がえり」であったのだ。
「待ってろ、塔矢、今すぐに緒方さんに会わせてやるから」 「違うんだ、進藤!ぼくが会いたいのは、ぼくが会いたいのはキミなんだ」 「え…嘘」 「本当だ、ぼくが会いたいのは…緒方さんじゃなくてキミなんだよ」
「ま…マジーっ!(うれし涙)」 「ずっと、キミのことが好きだった」 「うわ、おれ幸せーっ」
慌てて緒方の角膜を磁場圏外に放り投げるヒカル。
「ふー、アブナイ所だったぜ、もう少しで緒方さんを黄泉がえらせちゃう所だった」 「そんな…大丈夫だよ、緒方さんは本当にぼくにとって兄のような存在で…」 「でもヤなの!、おまえがおれ以外の誰かと親しそうにすんのヤなんだってば。今までは片思いだと思ってたから我慢したけど、両思いなんだから我慢しねーぞっ!もう今日からお前、永久におれのものっ」 「進藤(ぽーっと赤くなる)」
そして、死者達が皆大人しく黄泉の国に帰ったのに、アキラはぽーっとしたまま居残り、ヒカルと末永く幸せに暮らしたのでした。←どうしても別れさせるのは嫌なんです。ごめんなちゃい。
更に別ばーじょん。
「もう…あいつが死んじゃってから、何もする気が起こらなくて、いつ死ねるかなって、そう思ってた。でも昨日…久しぶりに棋譜を並べてたら後ろにあいつが立ってて『ただいま』って」
「病院で進藤がぼくの手を握っていた所までは覚えてる。それで気が付いたら、進藤の背中が見えて、ああ…痩せちゃったなあって」
なんていうかね、どの黄泉がえりのエピソードもね、泣けちゃうんですよ。 上で散々遊んでしまいましたが、あれはやはり逝ってしまった者、残された者双方の願いだから。
もう一度だけ あの人に会いたい。
ただそれだけなんですよ。
それでも前にも思ったことを一つだけ。
待ち合わせ場所は駅前にしとけ! ハチ公の前だって会えないのにコンサート会場でなんか会えるかーっ! そこらへんのバカっぽさもヒカルを彷彿とさせてよかったりして←え?
|