痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2011年04月15日(金)  うららら

暖かい!
自転車でどこを走っても、どこからか桜の花びらが舞ってきます。
桃・連翹・ゴールドマリー・パンジー・たんぽぽ・ブルズアイ
どこを走っても、ピンク・黄色・オレンジ・ブルーの花花花。
自転車でどこに行くかっていうと病院なんですが。
なんという春爛漫。
新聞もテレビもみなければ、1ヶ月前になにもなかったかのようです。
でもまだ何十万というひとが寒い体育館などで避難生活しているんですよね。
都内を歩いていて、どんな小さな寺社でも見かけると門前で小さく魂鎮めのためにお祈りをしています。
それから赤十字の方はコンビニ小銭募金に限定し、ピンポイントの募金先を選んでいます。
いま考えているのは あしなが基金。
生き残った子供たちを社会全体(なんかこの言葉いやなんだけどとりあえず代わりの言葉が思いつかない)で育て、選択肢のある未来をあげたい。
それから信州の山村の被災地もぜんぜん復興の手が届かず大変みたい。
少しずつ少しずつだな。
わたくしも俄然、あと5年は生きなければとやる気を出して自分の免疫に叱咤激励をしております。
検査の結果なんかわかるまで考えないぞ。


日記お休みの間は、会社にいったり自分ちのお仕事のお手伝いをしておりました。
薬のせいかあんまり頑張ると疲れて翌日眠ってばかりになってしまうのでほどほどに。
でも仕事する、って稼いでいるという実感と社会の一員である実感とで、
とても精神的に救われます。
たぶんどこかで誰かの役にたっていると思える。
わたくしがここしばらく尊敬している仕事人が二人いるのですが、
ひとりはいつも新御茶ノ水の駅で、工事中のエスカレーターの前に立っている警備のおじさん。
もう一人は病院にいく途中のホームセンターの駐車場管理のお姉さん。
どちらも基本、立っているだけなのです。
でも、おじさんは誰かが階段にさしかかると
(新お茶の水駅は一日中ひとが交差しているのでつまりは一日中)
必ず片手をあげて誘導するのです。
そんなのエスカレーターが使えないのは封鎖してある状態をみれば誰だってわかるのに、必ず階段をお使いください、と片手をあげるのです。
それだけでなく、目があえば必ず軽くお辞儀をしてご面倒おかけします、と小さく口にするのです。
わたくしはそれに気付いてから無視できなくなって、
出社で新お茶の水駅を通るたびに、軽くお辞儀というか相槌を打ちます。
そのおじさんは、一人ではなく交代制のようなのですが、皆そうなのです。
ホームセンターのお姉さんは、基本は駐車場に出入りするお客さんの車と搬入出のトラックの誘導をしています。
同時に通りかかる人間の安全を見守っているわけです。
お姉さんは店のまえを通るひとみんなに声をかけています。
お店に入るひとでなくても、歩道を通りかかったひと全員に。
こんにちは お気をつけ下さい (車の通行を待ってくれて)ありがとうございます。
いつでもです。
警備というのは法律で決められた、こういうところには警備員を置かなくてはいけない というなかば義務からいることが多いです。
立ち仕事で暑くても寒くても決められた時間そこに立っていなければいけない。
退屈で肉体的にもきつい。
でも おじさんやお姉さんはそこになんとかやりがいを見つけようとしたのではないか。
それはみしらぬ他人とのコミュニケーションなのではないか。
はじまりは一方的で無視されることがほとんどでも毎日続けることによって顔見知りが増え、積極的なひとは声をかけたり、
ありがとう と言われることもあって続けてきたのではないでしょうか。
わたくしの中でとってもピカピカしている人たちです。


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