Kin-SMA放言
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2005年02月06日(日) 『ファンタスティポ』初見

いや〜やられた。

ぼくちゃん今日から薮内さんをリスペクトしますっ(大宣言)

ええ、行ってまいりました。『ファンタスティポ』(以下、ネタバレは隠しときます)

好きです!←端的

好きな映画です。良かった、こういう作品で。

まぁ、映画として純粋に好きかといわれれば、(^^ゞへへへ なんですけど(ぼくがもっとハマった映画は他にあるしね)

堂本剛好きとしては、好きにならざるを得ません。

ただし、つよっさんに求めてるものは、ファンそれぞれ違うと思うんで、人によっては「ダメだな」と思うかも知れない。ぼくも、○年前ならダメだったかも知れない。

だけど、○年前だったら、こういう映画はできなかっただろうし、つよっさん本人も、こういう役を演じるのは不可能だったであろう。



〈以下反転〉

ハイジがいつも見る「落ちる夢」はフェリーニの『81/2』を、トラジがジオラマに没頭するのは『ガラスの動物園』を容易に連想させるわけだが(薮内さんが意図的にやったかどうかは別として)、そういう中年ならではの知ったかぶり先入観も、ストーリーが進むうちには、この映画のオリジナリティを阻むものではないことがわかってくる。

正直最初の方は、明らかに後で撮った(“追撮”ね)ところと一昨年撮ったところがパッキリ分かれてて違和感あるかな? と思ったんだけど、実際のところ、この映画は全てのシーンのつながりが変(爆)←褒めてます

テンション的には簡単に言っちゃえば「ハイ」→「ロー」へと進行していくのだけど、それが何とも心地よく、しかもラストに向けて堂本剛ファンにはやばいくらいの精神的オルガス○スが(以下、下品になりそうなので略)



でも、実を言うとぼく自身が長子のせいか、感情移入できるのはトラジの方である。

「次男問題」にばかりかまけている金太郎に対し、よくトラジは優しい気持ちで接することができるなー、と感心しているうちにトラジをノイローゼが襲う。このノイローゼは比較的深刻性を省いた描き方をしていたが、トラジが“壊れて”いく様子は、ぼくは身につまされた。

ハイジは次男ならではのわかりやすい反抗の仕方をするんだけど、気がつかないうちにトラジも壊れている。ただ、それについてトラジ自身でさえ、自分も“ダディ牧場”に行った方がいいような人間であることを、認識していない。

ハイジが行方不明になって憔悴しきっている金太郎に、「パパ、ぼくがいるじゃない。ぼくじゃダメなの?」と言わないトラジの優しさに、ぼくは胸を打たれた。

ハイジが語る子供時代のエピソードに、トラジは、よく迷子になるハイジを、親が「じっとしてなさい」と言っても、勝手に探しにいく子供だった(そしてその結果自分も迷子になる)というのがあって、優しいんだけどそれが裏目に出てしまうそういう人間なんだっていう描写があって、そういうところが好きだな、とぼくは思う。

周りから見ると、迷惑な子なのにね(笑)



ただ、この映画が完璧かと言うとそうでもなくて(出た、ケチが)、マシュウコは結局ハイジにとって母親の身代わりに過ぎなかったのかな、と思わせられた部分とか(はっきりそういうショットがある)、この辺りは陳腐な感じがした。つよっさんが一番思い出に残っているというマシュウコとの別れのシーンはすごくきれいだったけど。

ここでマシュウコが「ありがとう、ハイジ」って言うんだけど、このセリフはかほり(ハイジの母親)がハイジに最後にかけた言葉と同じなんだっていうのは事前学習してないとわからないポイントなわけで、これに関してはどうかな、と思った。映画本編に残しとかなきゃダメなんじゃないだろうか?(もしかして冒頭に?←見逃したヤツ)☆\(`へ′)けしからん!

あと、せっかくのキッチュな「アルマジロ体操」──これも面白くて好きなんだけど、「ファンタスティポ」(←主題歌の方)本体の楽曲や振り付けの面白さの前に、すっかりかすんでしまっているのが気の毒。これはスタッフにとっても誤算だったろうと思う。でも、こっちの方が断然いいのは事実なんで(笑)



それにしても、ヒゲ面+ヅラにもかかわらず、つよっさんがこんなに美し色っぽく撮れてるとは思わんかった。むしろ、その過剰なフェロモンにフタをするためにわざとヒゲ面にしたのかと思うくらいである。それか逆に、彼の最大の武器である「目の演技」を際立たせるための作戦だったのかとも思われる。真実はわからないが、薮内さん自身、堂本剛に相当“ヤラレてる”人であることは間違いない(言い切り)




というわけで、ぼくがこのひと月『ファンタスティポ』にどっぷり嵌るかというと、精神的にはきっとそうだが、二日に一回観に行くとかそういうことはきっとしない(ええ〜?)

“逃げないもの”(“逃げるもの”ってのは、舞台とかコンサートとかの「ナマモノ」を指す)には金をかけない主義なので、あとはひたすらDVD化を待つのみである(^^ゞ

あ、でも、あと○回ぐらいは観に行くかな?(○の中には各自お好きな数字をお入れください)





というわけで、すっかりかすんでしまった『新堂本兄弟』(ゲスト・ミムラ)

昨日ちらっと『99サイズ』を観ちゃって、「さまぁ〜ずの三村が来るかと思ってた」とか「芸名の由来は『ムーミン』のミムラ姉さん」「『ムーミン』て、カバでしょ?」とか、話がかぶりまくりだったのもあって、テンション上がらず。残念。

ミムラちゃんは『ビギナー』で新人らしからぬ存在力があったのでけっこう好きな女優さんですが、トーク番組には向いてませんね。メインMCさんも苦戦してました。

苦戦すると“ヒール”になっちゃうのがこの人の面白カワイイとこで、

「今はウソの姿ってことですね」

「食欲・睡眠欲・性欲ね」

「うわぁ! オバちゃんやん!」

「そのまま口に入れないですよね」


ヨシ!(笑)


←見るとこ細かすぎ



日本語抜き打ちテストに関しては、一所懸命ボケてる人を沖縄天然二人組が凌駕してしまったので、きんきっずファン的には・・・つうか、アナタ、自分が必死になってボケても天然には適わないってこと、5年ぐらい前からわかってたんじゃなかったの?(『LOVE LOVE あいしてる』SPより)

細かく拾えば、

「男性の腹立たしい仕草=やたら髪の毛をさわる」

と言われた直後にさわってる(←無意識でしょう/末期)とことか、敬語問題のフリップを「バシッ」と投げ捨てたとことか、やさぐれ入ってるつよっさんにプチ満足(≧∇≦)

そして、

「オレの場合“あいづち”の“あい”は“愛する”の“あい”だけどね」

に、全国1億7千万のきんきっずらばーが、

「それを言うなら“あいかた”の“あい”こそが(以下略)

とつぶやいたことでしょう。

それよりその前の「なんでぇな」が好きだったぼくは(*^^*)



カーペンターズは誰しも通る道ですね(^^)確かにカレンほど素晴らしい声の女性ヴォーカリストは、ぼくも未だかつて出会ったことがない

ぼくも「スーパースター」がいっちゃん好きですv

どんちゅりめんばゆとーみゆらぶみべいべ〜♪ と、『明星』の付録の『ヤンソン』にフリガナふって覚えてました。

でも、カーペンターズの品行方正さにはすぐ飽きて、ブリティッシュロック方面に移行するのが主なパターンである( ̄w ̄)





只今飛び込んで来たニュース。

ツヨぽん4月からのフジ木10決定!(◎_◎;)おおっ

またもやタクとの一騎打ち(同局だし、違うと思う)ですか。

IT企業勤めとな。またもや魅惑のおスーツ姿なのね(v_v

スタッフ(脚本:佐藤嗣麻子、演出:鈴木雅之)はずいぶん鳴り物入りな感じで、内容も「ちょっと、見えたかな・・・」という危惧もあるのだが、まぁ楽しみに待ちましょう。




←やはりここが一番気になる



でもさぁ(以下毒のためマスキング)4月からのドラマなのに、これからクランクイン(タクのドラマも同様)っていうテレビドラマ界特有のやっつけスケジュール、どうなんでしょうねぇ? それでクオリティを期待しろって、ちょっと無理な相談ですよ。役者の人気におんぶしすぎなんじゃない? いい加減にしないと、いつかツケが回ってくるぞ。

さ、お仕事お仕事。



ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場