Kin-SMA放言
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| 2004年07月11日(日) |
今日がんばってた人たち |
踊ったのか踊らされたのかわからない参院選が終わりましたね。
この日記で政治の話は無粋なので短く終わりますが。
だいたい予想どおりの結果でしたが、ぼくとしてはあんまり歓迎できる状況とは言えないと思っています。
まぁ、参院だからね(以下、本当に無粋なので略)
1個だけ、ぼくが未成年の頃からずっとイヤだと思っていることを書きます。
当選した候補者が、事務所で「バンザーイ」「バンザーイ」と騒ぐでしょ?
幼い頃は、純粋に正義感からこれが嫌いだった。
何が「万歳」だ。当選したことをゴールだと勘違いしているのか。スタートなのに。
大人になって、ちょっと社会のウラを読むのがカッコいいと思い始めたら、ややシニカルな意見に変わりました。
「選挙戦」というのが、候補者たちにとって、いかに消耗する“闘い”か、少し知ったからです。
そりゃあ嬉しいだろうさ、これまで身も心も靴底もすり減らし、声を嗄して手首腱鞘炎の3週間だったんだから。
選挙って、「一仕事」だもんな。
でも、それだからこそ、なおさらこの「バンザーイ」にムカつくようになりました。
人間が清廉潔白で、能力もあって、公約がこっちの望んでいるとおりの人なんて、ホントになかなかいません。
でも議員なんて、落選させればただの人。有権者には、何度でも選び直す権利があるのだ。今の時点で「まぁ、この人が一番ましかな」という人を選べばいい。ぼくはそういう気持ちで投票してますので、涙流して「バンザーイ」とか言われると、「そ、そんなたいそうなもんじゃないんだからよー」と鼻白んでしまうのさ。
名門校入学、有名企業就職、結婚・・・「スタート」なのに、「これでオレの人生勝利」と喜びすぎるこの国の国民体質が、ぼくは微妙に嫌いだ(お祝いをするのはやぶさかではないが)
今回当選した人たちは、これからも勉強をおろそかにせず、慢心せず、国民のためにがんばれよ。ほんとにもう。
結局無粋なこと書いちゃいましたね。
きんきっずもツヨぽんもテレビに出ないのがいけない(他人のせい)
最近KinKiネタがなさすぎるのを懸念して(?)ネタを提供してくださったKさん、ごめんなさい。今日は書店に行く時間がありませんでした(T_T)(私信)
ジャニッ子が立候補したら、ある意味すごいだろうな(しないでほしい/本気)
つばっちゃ観ようかな? と思って『ザ少年倶楽部』再生したら、相撲が延長してやんの!
珍しいよ相撲の延長(T_T)
で、今日のぼくは日中、いろんなとこで用達しをしつつ、基本的に木挽町におりました。
『七月大歌舞伎』(歌舞伎座)
実は朝イチの『修禅寺物語』と大喜利の『義経千本桜/川連法眼館』は用事のため捨てました。『桜姫東文章』と『三社祭』だけ。
七月は猿之助丈が毎年汗だく公演をやるのが通例だったのだが、今年ダンナ(猿之助)が体調不良のため、4月から若手だけで頑張っている。
それだけではあまりに心もとないので、上置きに玉さん(坂東玉三郎)
進境著しい段治郎が清玄と権助の二役という大出世。
カッコいいからなー段治郎。声もいいし、ぼくも買ってる。
でも、さすがに玉さん相手にこの二役は、生半可なものじゃなかったな(^^ゞ
前半は「とってもよくやってる」と感心したんだけど、後半(夜の部)は、玉さんについていくのが精一杯って感じで、ゼーゼーしてるのがモロ伝わってきた(苦笑)
でも、そこがまたフレッシュでカワイイ(←激甘)
仁左サマと比較しちゃあいけませんわな(当たり前だ!)
ただ、段治郎が頭角を現すと反比例して(?)、かつての2TOP右近&笑也が精彩を欠いてきてる気がするのが、気になった。
ことに右近は、セリフがもごもごしていてすんごく聴きづらかった(猿弥丈との『三社祭』は、動きがきびきびしててとっても面白かったのに)
今回ストーリーも、今までの『桜姫』の上演形態じゃなく、発端から大詰めまで丁寧になぞっていってたようなんだけど、正直、玉さんが出てない場面が、もーかなりかったるい。
若い(歌舞伎界基準で/笑)子たちが並んでるのに、舞台から華やかさがブチ消え(←辛っ!)
考えちゃいけないんだろうけど、ダンナが清玄 or 権助だったら・・・と何度か頭をかすめてしまったのは本当です。
あと、内容も、もうちょっとメリハリがあった方がよかったのでは? と思った。
長年の上演の中でカットされてきた場面ってのは、やはりカットされるべくしてカットされたんじゃないのかなぁ?
まぁ、時代時代で観客が好む場面も変わってくるとは思うんだけど。
思ったのは、(鶴屋)南北はほんとセリフが(役者にとって)難しいんだよねー。(河竹)黙阿弥みたいに軽快なリズム感がないからね。
今日も、何カ所かどーもアクセントが変じゃないか? っていうところがあって、そこが気になっちゃった。
右近の「四の切」は、何とか残業を一日阻止して観に行きたい。
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