小咄3
2003年10月12日(日)
あああーーーーーーー!!!ウソサンーーーーーーーーーーーー!!!!!!! ウソったらあんた毎回毎回そんな軽々とサンジ抱え上げて!おっとこまえ過ぎ!!! そしてページのそこここに、横向きに丸くなって眠る(眠る?)サンジちゃんがあぁ!! あああああ!!!可愛い…可愛すぎる。てゆーかダメだろ、あんなの無雑作に転がしてちゃダメだろ! きっとサンジちゃんはくそジジィの夢を見ているに違い無い…。 指とか銜えてたらどうしよう…(萌え)。
そして来週こそは男前な兄が見られるんでしょうか…。業火の中で不敵に笑う兄……って図は見れないんでしょうね……。 先日気が付いたんですけどね、これまで表紙連載に登場したキャラ……バギー、ワポル、ジャンゴ、フルボディ、はっちゃん…………みんな色モノやんけ!!(ファンの方怒らないで下さい) てことはお兄さん同等の扱いって事かい?ウフ…ウフフフフ…。 次回連載の主役はボンちゃん希望よう!
えー、話は変わって、ネタフォルダの中からこんな小咄発見。 最近続くな…。 -----------------------------------------------------------
そろそろ日付も変わろうかという時間になって、例のごとくエースは突然現れた。
もう習慣のように、サンジは一月と半ぶりに会った彼の表面的な変化を探す。 この間会ったときよりも少し髪が伸びた。 大きな怪我はなさそう。この間岩場で転んだと言っていた、まるで子どものような膝小僧の擦り傷は、綺麗に無くなってる。 痩せたりやつれた形跡も無いから、ちゃんとメシも食ってるらしい。 パンツのポケットのところがほころびてる。後で縫ってやろう。
時間にして15秒程。全てを確認し終わると、サンジはようやっとホッとして肩の力を抜いた。
そんなサンジの思いを知ってか知らずが、ちょっと困ったような微笑を浮かべて、そっとエースの腕が伸びてくる。 「会いたかった…」 「…うん」 表面的な確認が終わったら、今度は内面。 優しく、でも熱っぽく抱きしめてくる腕に、ああ、自分はまだこの男に愛されていると心の底から安心する。 暖かい腕の中で、サンジはゆっくりと身体の強張りを解いて行く。 会えなかった時間の不安や心配事がようやく全部綺麗に流される。
浄化作業終了。 そのまま明け方まで眠らずに、ひたすら時間を惜しんで抱き合う。
こうしてサンジは新しく生まれ変わる。 生まれ変わったサンジは、次にエースに会える時まで、また色んな不安や期待を溜め込んで、かわいそうだったり醜かったりけなげだったりしながら生きていく。 そうやってエースのことで一杯になって出来上がったサンジが、また彼と再会するのだ。 そうしてまた新しく生まれ変わる。 そのくりかえし。
「じゃあ、元気で」 「うん」 「また来るから」 「…うん」
エースがひらりとボートに飛び移る。 男の体重を受けて小さなボートがハラハラするくらい揺れる。 この小さな頼りない船で、この過酷な海を何日も一人きりで旅するのだ。 彼が強いのは分かっている。心も、身体も。 だからこそ恐ろしい。 彼のくじけない心と身体は、時に彼を死の淵ギリギリまで追い込む。
あっというまに小さくなっていく姿を見送って、サンジは初めて涙を流す。
どうか、彼の旅が少しでも困難でないものでありますように。 過酷な旅の中にもひと時の安らぎを見出すことができますように。 そして次に会う時にもどうか、彼の変わらない愛情と強さで、自分を綺麗に生まれ変わらせてくれますように。
-----------------------------------------------------------
ななななんかシリアス??? どーしたガブ、だからボツなのかガブ? 多分こっ恥ずかしくて上げなかったのでしょう。しかし、時間が立ったらそんな照れも忘れてしまい、なんだか新鮮な気持ちで読み返しちゃったよ。 せっかくだから上げてみる。 ……でも変な話……(なんか人事のような…)。
|