WJ兄表紙(ネタバレですらないネタ)
2003年08月25日(月)
うにゃー、お兄さんのネクタイ!!ネクタイがっっっ!! あれネクタイっつーより固結びしていると見た。 サンジちゃんにキチンと結んであげて欲しい!
「エース、ネクタイ曲がってんぜ」(←いやだから曲がってるどころの騒ぎじゃねーって) 「あー、なんかこういう堅苦しいのは苦手でなー」 「来いよ、直してやるから」
エースは自分のネクタイを直すサンジをジッと見降ろす。 一度ほどいてからまた熱心に結び直しているその顔は妙に一生懸命で、だからとっても無防備でスキだらけだ。 白い、繊細で器用な指先と、黒のネクタイとのコントラストが見事で思わず見愡れた。 これが他の人間ならば本当になんでもないはずの身体のパーツ一つが、どうしてこんなにも自分の目を惹き付けるのか。それはサンジという一種生ける芸術品だからこそなのか、それとも愛するが故にエースの目にはそう映ってしまうのか。 そんな簡単な判断も付かないくらいサンジに心を奪われている事を、エースは改めて自覚する。 考えてみれば、普段サンジがこんな距離にいて自分が全く彼に触れていないことなどあり得ない。 キスしたいな、とか思うのだけど、エースの為にしていることでエースの存在に上の空になっているサンジが妙に子供っぽくて可愛くて、ずっと見ていたくもある。 きゅっと喉元を締められた感覚にハッと我に帰る。 サンジがネクタイの結び目部分を直しながら、軽く顎を引いて、右に左に首を傾げて具合を確認している。 その顔があんまり可愛くて思わず腰に手を廻したら、長くてクルンとなった睫毛をパチパチさせてサンジが驚いた様にエースを見上げた。 「こら、誰の為にやってやってんだと思ってンだよ!」 久しぶりにコッチに帰って来たサンジは、軽くエースを睨むとそんな憎まれ口をきく。 いや、そんな彼も可愛いのだけど。 ホントもう、たまんない。 自分よりも頭半分くらい身長の低いサンジのおでこにチュッとキスをした。それなのに… 「ほら、終了!」 エースの気持ちも知らないで、目の前の「天使時々小悪魔ちゃん」はぽん、と手の甲でエースの胸元を叩いた。 名残惜しくて、でもしょうがないから腰に廻した腕を渋々緩める。 半歩下がってしげしげとエースの姿を眺めると、満足そうにニッカと笑った。 その顔がまたまた可愛くて、離れ難くてなんとなくその場に立ち尽くしていたら、サンジが突然ぎゅっと結んだばかりのネクタイを掴んでエースを引き寄せた。 ちゅ、と唇にキスされる。 驚いて目を見開いて、近すぎて焦点のぼやけるサンジの顔を見つめる。 キスする瞬間サンジはちゃんと目を瞑っていて、なんだかそんな様子まで好もしい。 そして唇が離れた次の瞬間、悪戯っぽい上目遣いでニッと笑って言った。 「行ってらっしゃい、エース」 「………」 サンジは引っ張った事でちょっと乱れてしまったネクタイを指先でチョチョっと直してくれている。 エースはその手をぐっと掴んだ。 「無理…」 「へ?」 「サンジ置いてお出かけなんて無理」 「は?は?エース??ちょっ…」 せっかく結んでもらったネクタイをむしり取ると、エースはサンジをよっこいせと担ぎ上げた。 「ちょっとエース何すんだっ!!お前会社はっ」 「だから無理だって」 「無理って何が…ぎゃーーーーー!!!」
なんてのが出ました。 そうか、リーマンだったのか。新婚さんと見たね。
………あ、兄表紙の話でしたね。
気を取り直して、お兄さん中佐なんだ。そのどじょうヒゲはなんですか。 スモーカーよりも階級が下なところにちょっと萌えてしまったのは、先日イベントで買い漁った本のせいです。 あー!!エーサンよ、エーサン!!(汗)
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