彩紀の戯言
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小学生の頃、朝礼で倒れてしまうオンナノコに ちょっとだけ憧れを持ってしまったのは私だけでしょうか? どんな状態で倒れるかを知らなかった私は、儚げなイメージを持ち 骨折のギプス同様に密かに憧れていたおバカさんでした。
それがとんでもない間違いだったと気づいたのはずいぶん後でしたが・・・。
高校生の時に交通事故にあった友人を見舞いに行ったときのこと。 事故の悲惨な話を聞いていたときはへっちゃらだったのに、 どうも病院の臭いにノックダウン。
物心付いてから入院なんかしたことがなく、お見舞いだってごく稀なこと。 消毒液っぽいあの独特な臭いがダメだったみたいです。
大部屋なので見舞客用のイスなどはなく、 立って話をしていたのですがどうも気持ちが悪い・・・。 仕方なくその場にしゃがみ込んで話をしていたけど、もう限界。
いえ、何が限界なのか判らないのだけれど、ただただ限界。 吐きたいわけでもなく・・・冷や汗が出るばかり。 この時の私はとんでもない病気になったのかと真剣に思いました。
大丈夫。ココは大学病院。お医者さんはたくさんいる。 突然死ぬことはないだろう・・・。 真剣にそう考えたのもホント。
腹痛や頭痛なら経験済みなのでこんなにも焦らないのだけれど、 この未経験の気持ち悪さは尋常ではないものに思えました。
とりあえずトイレ。
その臭いから逃げ出したい一心で病室を出ました。 が・・・病棟全部がこの臭いです。逃げられるわけもなく・・・・。 おまけにトイレにすらたどり着けず・・・。
病院の廊下に着けられている手すりをこんなにも有り難く思ったことはありません。 手すりに体重を預けながら進んでは見るものの・・・・。とうとう断念。 その場でしゃがみ込んでしまう始末。
幸いにも友人と同じ病室の患者さんに助けられ?とりあえずトイレまでご一緒に。 吐きたくても吐けず、気分の悪さはそのままに病室までご一緒に。
・・・挙げ句の果てにはその患者さんのベッドまでお借りするはめに。 ったく。迷惑な見舞い客です。
そして・・・その患者のおばさんには薬まで頂きました。 でも、何やら・・・代々伝わるとかの・・何にでも効くとかいう・・・・茶色っぽい丸薬。 しかも、デカイ(汗)。
いいんだろうか??? 薬なら腐るほどある大学病院でこんな得体の知れない丸薬を飲んで・・・。 なんてことは顔に出せるはずもなく、有り難く頂戴いたしました。
その薬が効いたのか、横になったのが良かったのか。 いえいえ、きっとあの丸薬が効いたのでしょう。 その場で入院することなく元気に家路につきました。
数ヶ月後に別の友人の見舞いで同じ目にあって知ったのですが・・・。
なんのことはありません。 タダの貧血の一種です。
こんなに気持ちの悪い思いをするくらいなら朝礼で儚げなオンナノコになんて ならなくてもいいと真剣に思いました。
ギブスについては懲りもせずそれ以後も少々憧れていたりもしたのですが・・・。 季節を理由にギブスをしない注射生活を強いられた私は・・・・・ ギブスを体験することなくこのバカバカしい憧れは捨てました。
健康が一番に決まっています。
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