note
DiaryINDEXpastwill


2003年02月23日(日) 横浜へ

久しぶりに横浜の街を歩いた。
神奈川に住んでいてかつてこの街で働いていた人との
約束だったから、僕が希望した。

関内から桜木町へ。
横浜スタジアム近くの地下鉄の工事は終わっていて、
道がすっきりしていた。
学生時代、卒論のために足繁く通った横浜開港資料館は
相変わらずの瀟洒な佇まいだった。
資料館の帰り道によく立ち寄ったファーストフード店を
見つけて、思わず足が止まってしまった。

昨日、母校のウエブサイトを見ていたら、ゼミの恩師が
写真入りで載っていた。COEプログラムに参加しているらしい。
触発されて、先生の書いた本を読み返した。
まだ一年なのに、ずいぶんと知識が欠落してしまっていた。
でも、あの熱病に取り付かれたかのように本を読み漁っていた
日々が懐かしく思い出された。
そういえば、自分は何をしたいのだったか、
そう思い返すよい機会になった。
先生とはもう季節の挨拶状を交わすくらいの
関係になってしまったけれど、この春の異動が決まったら、
久しぶりに研究室を訪ねてみようと思う。
きっと先生はいつものようにオペラを聴きながら
象形文字のような筆記体の英語資料と格闘していることだろう。

目の前の事をこなすのに汲々としていて、
軸がぶれてしまいそうになるときに限って
それを諭してくれる本や人と出会えて
なんとか踏みとどまっていられるのだと思う。


おじゅん |MAILHomePage

My追加