エンターテイメント日誌

2007年04月17日(火) 匂いたつ映画

映画は視覚と聴覚を通して伝えられるメディアである。味覚とか嗅覚を媒介にして訴えることは出来ない。しかし、その至難の業を成し得た稀にみる例が「パフューム」である。評価はB。

パリの市場の悪臭、そして香水の高貴な香り。それら様々な匂いが画面を通して観客にリアルに伝えられる。サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルの担当するサウンドトラックも壮大で美しい。ただし、クライマックスの意表をつく展開はある意味<とんでも>系であり、評価の分かれるところだろう。筆者は受け入れられたが、これに拒否反応を示す人がいるのも肯ける。


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雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]