エンターテイメント日誌

2006年06月17日(土) マニア兄弟

「間宮兄弟」は、あたかも「かもめ食堂」のような<ほのぼの系>映画であるかのように吹聴されているが、それは真っ赤な嘘である。

いい年をしたオタクの独身男二人が自宅でじゃれあいながらカウチポテト(couch potato)している。これは決して観ていて癒される情景ではない。単に気色悪いだけだ。

全体に流れる緩い時間が心地よいという人がいるかもしれない。しかし筆者に言わせれば間延びしてだらしないだけ。この映画の評価はDである。

脚本監督の森田芳光が「の・ようなもの」「家族ゲーム」「それから」を撮っていた頃、彼の才能は満ち溢れ、前途洋洋であった。それがこの体たらく。情けない。まあ最悪だった「模倣犯」よりはマシといった程度。

この映画の唯一とも言える救いは沢尻エリカがめっちゃ可愛いことくらいだなぁ。


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雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]