エンターテイメント日誌

2005年10月10日(月) 小泉総理とエンニオ・モリコーネ

「道」「太陽がいっぱい」「ゴッド・ファーザー」などで知られるニーノ・ロータと共に20世紀にイタリアが産んだ大作曲家エンニオ・モリコーネのコンサートに往って来た。

小泉総理もモリコーネの大ファンだそうで、この度「私の大好きなモリコーネ・ミュージック 小泉純一郎選曲」というCDを発売。多忙なスケジュールの合間を縫ってコンサート会場にも姿を見せた。これに国会で噛みついたのが民主党である。詳しい経緯はこちら

全く民主党の大人げないこと、目を覆うばかりである。洒落っ気も解さないような有象無象の寄せ集めだから先日の衆院選でも国民から見放されたのだ。そんなことも分からないのか!?目くじらを立てるのならどうして3年前のCD「私の好きなエルヴィス〜小泉純一郎選曲」は問題にしなかったのか?一貫性がないではないか。それでは誰も説得出来ない。もっと国会の場では実のある議論をして貰いたいものである。

皇太子と雅子妃ご婚礼の年-1993年にジョン・ウイリアムズがボストン・ポップス・オーケストラを率いて来日公演を行った。コンサートではお二人のご婚礼を祝ってジョンが作曲した「雅の鐘」に始まり、まだ公開前だった「ジュラシック・パーク」テーマ曲のお披露目もあった。「E.T.」の音楽が演奏されたあと、一緒に聴きに往っていた親友が僕の肩をつついてこう云った。「僕の隣に座っている女の子が音楽を聴きながら感極まって泣いていたよ。きっと映画の一場面を想い出したんだね」僕らはその夜、音楽という芸術の持つ底知れない力について大いに語り合った。その友人は1996年に急性骨髄性白血病で30年という短い生涯を閉じた。その年はアトランタ・オリンピックの年でジョン・ウイリアムズが作曲したオリンピック・ファンファーレの入ったCDを病床の友人にプレゼントした。

1998年と2000年に「オーメン」や「猿の惑星」「スター・トレック」などで有名な作曲家ジェリー・ゴールドスミスの来日公演が横浜や東京であった。当時首都圏からずっと離れた地方都市で仕事をしていたので、コンサートに駆けつけるのは断念せざるを得なかった。ジェリーは2004年7月21日に亡くなり、彼自身が紡ぎ出す音楽を生で聴く機会は永遠に失われた。悔やんでも悔やみきれなかった。

こういう偉大な作曲家の来日公演というものは本当に一期一会だと想う。ジェリーに逢えなかった後悔を二度と繰り返してはならない。そう決心して今回モリコーネのコンサートに臨んだ。

長くなった。続きは次回としよう。Coming soon...


 < 過去の日誌  総目次  未来 >


↑エンピツ投票ボタン
押せばコメントの続きが読めます

My追加
雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]