エンターテイメント日誌

2003年02月10日(月) アカデミー賞ノミネート予想!

いよいよオスカー・シーズンの到来である!アカデミー賞のノミネートは現地時間で2/11に発表される。時差があるので日本時間では2/12あたりになるだろうか。まあ、個人的にはその前日にノミネートが発表されるゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)も気になるのだが(マドンナは当確だろう)、それはまた、別の話。

今年のオスカー・レースは「本命なき戦い」と呼ばれていて、作品賞の最有力候補と呼べるものが見当たらないのが現状である。監督賞に関しては作品自体が弱いながらも功労賞の意味合いを込めて、未だにアカデミー賞受賞歴のない、マーティン・スコセッシ(ギャング・オブ・ニューヨーク)に行きそうな気配である。「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」など映画史に刻印される名作を撮った巨匠だけに僕にも異存はない。

さて、その混線模様の中で予想外に大健闘しそうなのがミュージカル映画「シカゴ」である。作品賞授賞も夢ではない。ミュージカルというジャンルが廃れて久しいだけに、「シカゴ」には是非頑張ってもらいたい。それがミュージカル映画復権の切っ掛けになれば嬉しい。「レント」や「オペラ座の怪人」「サンセット・ブルーバード」など映画化を期待するミュージカルは沢山あるのだから。

さて、前置きが長くなったが具体的な予想である。恐らく今年の最多ノミネートは「シカゴ」になるであろう。可能性のある部門は作品賞、監督賞、主演女優賞(レニー・ゼルウィガー)、主演男優賞(リチャード・ギア)、助演女優賞(キャサリン・ゼタ=ジョーンズとクイーン・ラティファ)、脚色賞、美術賞、編集賞、衣装デザイン賞、音響賞、メイクアップ賞などで、ずばり11±1部門と予想する。

それを追うのが「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」でノミネートの可能性があるのは作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、作曲賞で9±1部門と予想する。

「ギャング・オブ・ニューヨーク」は作品賞、監督賞、主演男優賞(ダニエル・デイ=ルイス)、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞などが予想され、もしかしたらメイクアップ賞、視覚効果賞にもノミネートされるかも。8±1部門くらいか。

外国語映画賞はスペインの「Talk To Her」、メキシコの「天国の口、終わりの楽園。」そしてフランスの「8人の女たち」の三つどもえの戦いになるだろう。

長編アニメーション部門は何がノミネートされようが結果的には100%間違いなく「千と千尋の神隠し」(Spirited Away)が勝利を収める。しかし、前から言っていることだがアメリカが大嫌いな宮崎駿監督は、ちゃんと授賞式に参加されるのだろうか??う〜ん、怪しい。


 < 過去の日誌  総目次  未来 >


↑エンピツ投票ボタン
押せばコメントの続きが読めます

My追加
雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]