東京の片隅から
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| 2009年11月11日(水) |
ひとりタイムマシーン |
森繁久弥氏、死去。 生まれたときから老人だった人が亡くなるというニュースを聞くのは、失礼ながらはっきり言って「まだ生きてたんだ」という感覚に近い。 草野心平や土屋文明の訃報を聞いたときもそうだった。子どもの頭では、教科書に載っている人がまさか生きてるなんて思わないじゃん(笑) それと同じで、昔のモノクロの映画に出てる人が今まだ生きている、というのは不思議な感じだ。昔の歌舞伎や落語だったら、思い出話の中だけで終わるのに、自分が若い頃の映像を見るのは、ひとりタイムマシーンに乗っているようなものなのだろうか。 私が子どもの頃はよほど父親が趣味人の家しか8ミリがなかったので、当然写真しかないわけだが、今後もっと若い世代になると、赤ん坊の頃からの動画が残っているわけで、俳優などの芸能界にいた人だけに限らず、みんながひとりタイムマシーンに乗るような時代になるのだな、と思う。結婚式の新郎新婦のスライドショーも、写真のコマ送りから、動画になるわけだ。うっかりヤギに頭突きされたりする動画が流れてしまったりするのは、それはそれでかなり怖いような気がする。
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