東京の片隅から
目次|きのう|あした
夏の服と秋の服が入り交じる電車の中。一人完璧な秋の装いの女性。 ちょっと凝ったカッティングの黒いカットソー、今シーズンものであろう(まだ皺のない)紫のマーメイドスカート、下品にならない細かさの黒の網タイツ。鞄はたぶんボッテガ・ヴェネタ、渋いゴールドで靴も同色。アクセサリーもモノトーンで揃えて、どこかの雑誌から切り取ってきたような完璧なコーディネート。 しかも退社前に化粧直しも済ませていると見た。 うーんここまできっちり揃えた人は久しぶりに見るなあと思った。 のだが、つり革を持つ彼女の左手に輝くブルガリの腕時計の脇にはなぜかマイメロディのシールが。 絆創膏ではなかった。
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