東京の片隅から
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プリントゴッコの発売が中止されるとのこと。これだけパソコンとプリンタが普及してしまうと致し方ないのだろうが、時代が変わったなぁとしみじみ。 独身時代の年賀状やら、美術展の告知はがきの印刷やらで大活躍した。といっても私が使っていたのは一番基本的なやつで、重ね刷りをするのにガイドを作ったりしてかなり苦労したが、今となってはいい思い出だ。欲しい色を出すのにインクをブレンドして、二度と同じ色が出せなかったりとか・・・。
プリントゴッコのような簡易印刷機が普及した頃、理想科学工業のほかに、堀井謄写堂(ホリイ)から「ピカイチくんジュニア」というものが出ていて、我が家はそれを購入したのであった。なぜ父が当時テレビで大々的に宣伝していた「プリントゴッコ」ではなく「ピカイチくんジュニア」を購入したのかというと、ガリ版では大手メーカーであったホリイのほうが信頼できると思ったらしい。しかしそれは当時でも少数派であり、交換バルブやインクの入手すら最初から大変であった。当然、まもなく廃れ、会社も倒産し、父は「まさかホリイが潰れるなんてなぁ」としみじみしていた。そりゃCMの多い方が勝つだろうとは子供でも思ったが、若い頃に染みついた信頼感は捨てがたかったらしい。そんな父は今でもソニー信者だ。
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