東京の片隅から
目次|きのう|あした
今スキャナで過去10年くらいのネガを取り込んでいるのだが、被写体やアングルなどが基本的に変わっていないのが面白いというか進歩がないというか。 ぱっと見でわかる特徴はこんなところ。 ・人物をなるべく外そうとする ・ロングショットが多い ・空と植物の写真が多い ・ピントをあまり合わせていない(適当) 以前見たNHKの「課外授業ようこそ先輩」で写真家が母校を訪ね、レンズ付きフィルムを一人一人に渡して何でも好きなものをとってくるんだったか家族の写真を撮ってくるんだったか、そういう課題を出してできあがった写真を並べたことがあってなかなか面白かったのだけど、自分の思考、それも10年前の自分をを客観的に見返すというのはなかなか面白い作業である。 そういえば自分が撮影したものを妹が同じように撮影した写真を見つけたことがあって、そういうところできょうだいの思考回路や感性は近いのだなぁと思ったことを思い出した。
でも10年前のネガを見ても結構それを写したときの気持ちとか天気とか空気とか、そういうものは案外覚えているものだ。いろいろ思い出してちょっとセンチメンタル。
最初につきあった人と旅行した時に移した風景写真を1枚だけ残してある。その旅行自体は行き違いがあってうまくいかなくて、結局その人とも別れてしまったし、もらったものもほとんど処分してしまったのだが、彼が私の名前で著者にサインを書いてもらいプレゼントしてくれた本と、その写真だけはなんとなく手元に残してある。砂山の上でパラグライダーが離陸しようとしている写真だ。いい天気だった。砂山の向こうの海が青かった。
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