東京の片隅から
目次きのうあした


2001年05月24日(木) 塩化ビニールのニオイがした

今日も雨だった。
街はプールの消毒薬の匂いがした。
歩き方が下手なせいか、ふくらはぎに泥が跳ねる。
スガシカオ「たいくつ/ゆううつ」が頭の中を回った。

「女の ストッキングにドロがはねて 虫がわいているみたいになった」

朝、パン屋に寄ったら、一番手際の悪いレジに並んでしまった。
わりと最近いる、ゼンマイが弛んできた時計のような電池のなくなってきたウォークマンのような女。
ゆっくりした動きだが、かといって仕事が丁寧なわけではない。
どうしてそういう女に限って化粧が濃いぃのだろうか。
イライラを通り越して観察してしまった。
結局、乗るはずだった電車に乗り遅れた。
昼休み、買ったパンを食べる自分も女が乗り移ったようにゆっくりだった。

祖母がお通夜に行くので、時間どおりに帰宅した。
夕食を作った。
料理を作っている時と食べている時は邪念が減る、ような気がする。
手に生姜の匂いが残った。


はる |MAIL