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夢の図書館新館

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-- 2003年09月11日(木) --

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☆なっちん。

先日立ち読みしていて知恵袋にと買った新書版 『旧暦で読み解く日本の習わし』を パラパラめくっていたら、そうだったのか! という読み解きに多々出会った。 そのなかでも、意外に私だけでなく皆知らないかも、 というのがあったので、メモがてら。

なっちん/納音。について。 中国の音楽は、5音階と6音調で成立し、 これを掛け合わせた30楽音も、木・火・土・金・水に属し、 さらに60干支と対応する。 60干支は2つ一組で30楽音に納められるので、納音と 名付けられているという。

という概略だが、納音は唐の末期には成立した占いであり、 人の運勢や性格を、この30パターンに分類するというもの。 同じ納音が2年つづき、30年で一巡。 日本ではすでにほとんど使われなくなっているとか。

そして、主な納音が書かれている。 そのなかに、

「山頭火」があった。 かの漂白の歌人は、ここから名をもらっていたのだ。 この意味は、 (申戌・乙亥)火山から燃え立つ火の意味。

ちなみに、 「山下火」というのもある。 こちらは、丙申・丁酉で、 山の麓で静かに燃える火山から出た火の意味。

ということだった。

自分の生まれた年の干支をネットで調べてみたら、 山頭火でも山下火でもなかった。 年がわかるので書かないが、火には関係あった(笑)

この本から、もうひとつ。 9月は、アイヌの暦で、 木の葉の初めて落ちる月、モニヨラプチュプ と呼ばれているそうだ。 (マーズ)


『旧暦で読み解く日本の習わし』 監修:大谷光男 / 出版社:青春出版社2003

2002年09月11日(水) 『点子ちゃんとアントン』
2001年09月11日(火) 『星虫』

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