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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2002年07月30日(火) --

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『ゴーイング・ウイズィン』

シャーリー・マクレーンの一連のシリーズを、 なぜか今まで読んだことがなかったのだった。 (そういう本のなんと多いことか!)

精神世界の師匠筋から借りたもので、 7つのチャクラと私たちの関係がわかりやすく書かれていて、 瞑想の入門としても読みやすい。 ただ、他のシリーズ書とは少し趣が変わっているらしい。

各チャクラは独自のカラーを持っているという。 瞑想するときには、それぞれのチャクラに意識を集中しながら たとえば脊椎底部の第一チャクラは回転する赤をイメージすると良いそうだ。

前半は、彼女のたどってきた気付きと神秘体験、 ニューエイジと科学の関係などについて率直に語られる。 最先端科学とスピリチュアルな世界が、 あたかも西洋的思想と東洋的思想の歩み寄りのように やがて統合されようとしている予感が本書にはあふれている。

同じ問題を短期間に何度も突きつけられ、成長を促されるのは、 私たちの体験するスピードが宇宙の拡大スピードに準じて早まっている ためで、宇宙と自分のつながりに気付けば、 宇宙のスピードに同調して楽に流れてゆくことができるという。 確かに以前よりもそういうことは多くなったように感じる。 シンクロの増加も含めて。

後半は、シャーリーが出会った忘れがたい人々が登場する。
フィリピンの心霊治療師、アレックス・オルビート。
画家の巨匠たちと交信して絵を描く、ガスパレット。
光による癒しを運命付けられた、輝けるモウリシオ。
ケンブリッジのスティーブン・ホーキング教授。
ホーキング博士以外は日本ではほとんど知られていないが、 彼らとの出会いによって、シャーリーの本質への旅が 深まったように、読む私たちですら、何かを汲み取っている。

世界がひとつであることを、 いつも私たちは理想論として考えている。 150億年前に、小さな光の粒から始まった「すべて」のことを、 そのはじまりの必然を、 私たちは、もっと強く思わねばならないのかもしれない。 その瞬間を、直感で思い描く力が私たちにはあるのだから。 (マーズ)


『ゴーイング・ウイズィン』 著者:シャーリー・マクレーン / 訳:山川紘矢・亜希子 / 出版社:地湧社(角川文庫に再録)

2001年07月30日(月) 『シンプル・マーケティング』

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