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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2000年11月24日(金) --

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☆ 図書館の本

「本は汚してこそ、値打ちがある。」

というのが、私のモットーでした。
気になるページがすぐわかるように折ったり、
ペンでチェックを入れたり(は、実際には滅多にしませんが)、
本は飾りではなく、どんどん活用すべきもの、といつも思っています。
でも。
当然、図書館の本は別です。
最近、大学の図書館を利用することが多くなり、
そこでは、今までなかったような、
驚くべき、というか、
悲しむべき、というか、
つらい体験をしています(現在進行形)。
借りてきた本には、ほとんど、
誰か個人の参考書のように、
えんぴつでどんどん線が入り、堂々と書き込みが。
ひどいものになると、
ボールペンやマーカーでカラフルにラインが入っているのです。
中には、自分のレポートに便利なように、
文中の「言葉」を(ご丁寧に)ボールペンで消して、
全部、自分のレポート用の別の言葉に書き換えてあったり。
最初、唖然とし、随分とまどいましたが
今では日常茶飯事のことなので、免疫はできてきましたが、
やはり、不快は不快です。
資料として、コピーを取ることも多いので、
いちいち、本の落書きを消しながら読んでいます。
あえて強引に数少ないメリットをあげれば、
学生がレポートや論文のために線を引いたところを拾い読みすれば、
最短で要旨がわかるという、
ありがたがっていいのかどうなのかわからない
そいういう効能もあるのですが。

とはいえ、自分の本を汚す(=活用する)のと、
公共の本を汚すのは全然違います。
それは、本をぞんざいに扱っているのです。
そういうことが平気でできる人がいることを
どうしても理解できません。
またその徹底的に利己的な人格を思うと、
悲しいのはもちろん、何だか空恐ろしくもなるのです。

本を大切にして欲しいと、心から思います。
それが自分の本であろうと、公共の本であろうと。(S)

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