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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2000年10月26日(木) --

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『犬たちの伝説』

「野良犬」というと格好がつくような気がする。 「捨て犬」といえば否定される存在である。 この本は犬についてのエッセイを、作家の内田康夫夫妻はじめ 各界の方々が書いたもので、つまり飼い犬の話がほとんどで、 野良犬についての本ではないのだが。 みんな親ばかで、正しい生き方を犬に教えられた人たちである。 読み終えると、捨てられた犬たちのことを思ってしまった。 うちの犬が捨てられた犬だったからだろうか。 もともと野生の生まれでない以上、 人間と一緒に暮らすのが犬の幸せと思う。

保健所で犬や猫を大量に処分するということが 常識でもあり習慣でもある国に住んでいると、 彼らが人間に何を願うのか、忘れてしまう。 彼らが人間を恨んだり、望んで傷つけたりしないと いうことすら、忘れてしまう。 生まれつき人を信じない犬なんていない。 人間もきっとそうなのだろう。 ちょっとしたやさしさ。 彼らが欲しがるのは、種の壁さえ軽々と飛び越える やさしさだけなのに。(マーズ)


『犬たちの伝説』 著者:内田康夫・早坂真紀 編 / 出版社:光文社文庫

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