職安に行った。 が、これはという企業も見あたらず、今日も求人閲覧のみだった。 しかし、求人は毎度毎度同じ企業ばかりだ。 たまに『NEW!』などと書いた求人もあるが、既出の企業と似たり寄ったりである。
そういえば、求人している企業の中に数社の大手家電専門店がある。 どこも全国的に有名な企業だし、給料もそこそこいいので、誰もが飛びつくと思うのだが、なぜかいつも求人が出ている。 家電というのでみな敬遠するのだろうか? それとも、出入りが激しいのだろうか? よくわからん。
まあ、家電専門店というのは、接客技術や専門知識を必要とされる業種だ。 だが、接客技術は1ヶ月も店に立っていたら自ずと身につくものだし、専門知識もそれに伴ってついてくるものである。 要はやる気があるかどうかなのだ。
ぼくが家電専門店に飛びつかないわけは、つまりは家電販売に対して、そのやる気を持ってないからだ。 元々ぼくは、家電販売を50歳まででやめようと思っていた。 今回偶然にもその通りになったので、それは運命だと受けとめている。 ということで、もう家電販売という職業はぼくの中から離れてしまっているのだ。 しかも、現在次の職業に向かって突っ走っているわけだから、やる気なんて出るはずがない。
もし現在依頼しているのが没になり、いよいよ食うに困ったら、そういう企業を受けなければならなくなるかもしれない。 しかし、その際かなりのやる気が必要になるだろう。 これは非常に難しいことだ。 そうならないために、いつもぼくは「流れを変えるな」と運命に訴えている。
|