このところ毎日歩いているが、不思議に思っていることがある。 それは日曜日とその他の日との雰囲気の差である。 平日は慌ただしく感じるが、日曜日はのんびりとした感じがするのだ。 確かに平日と比べると日曜日は車の流れが違うし、人の歩き方も違っている。
だが、違うのはそういう人為的なものだけではない。 日曜日は空ものどかであるし、空気も柔らかく感じる。 うちの近所では平日だと聞こえないトンビの声が、日曜日には聞こえたりする。 カラスの鳴き声も日曜日は殺伐としてないし、小鳥のさえずりも日曜日はのんびりして聞こえる。 つまり、自然界も日曜日モードなのだ。
もしかしたら、ぼくが日曜日を意識して見るから、そう思うのかもしれない。 しかし、そればかりではないような気もする。 日曜日は、家でくつろいでいる人が多い。 そういうくつろいだ『気』が空に伝わり、空気に伝わり、鳥に伝わって、日曜日ののんびりした雰囲気を作っているのではないのだろうか。 そう考えると、なぜ江戸時代がのどかだったのか、という理由もわかるような気がする。
|