嫁ブーは、ぼくが日記を書いている時間帯(午前1時〜3時)にはすでに寝ているが、途中必ず一度目を覚ます。 別にぼくのことが気になって目を覚ますわけではない。 トイレに行っているのだ。 就寝中に二度トイレに行く人は『頻尿』だと言われるが、嫁ブーはあと一歩のところまできているようだ。
しかし、嫁ブーの場合、それは病気だとは言えないかもしれない。 嫁ブーは若い頃によく膀胱炎になっていたが、それが今でも尾を引いているのではないだろうか。 寝ている時に何となく尿意を催している気がして、それで目を覚ましてしまうのだと思う。
昔、ぼくは冬になるといつも頻尿になっていた。 こたつが原因である。 寒がりのぼくは、いつもこたつに潜り込んでいた。 ちょうど膀胱あたりにヒーターがあったため、その熱で膀胱の機能が狂ったのだと思う。 しょっちゅうトイレに行っていたものだ。
ところで、「疲労のせいで丸一日目が覚めなかった」などという話をよく聞くが、その人は寝ている間尿意を感じなかったのだろうか? いや、丸一日小便をせずにすんだのだろうか? もしかしたらその人は、一日ぐらいは小便をしなくても何ともない人なのかもしれない。
では、一週間意識不明だった人はどうだろうか? さすがに一週間小便をせずにすむ人などいないだろう。 ということは、寝ている間に排出しているのだろうか? そういうことであれば、当然意識不明中に看護師などからパンツを脱がされて、おしめをあてられるわけだ。 それはちょっと嫌である。 一週間意識不明になるのはやめることにしよう。
意識不明といえば、自由に霊界に出入りしてその見聞録を著したスウェーデンボルグという人は、霊界に行っている間、何日も意識不明の状態になっていたらしい。 この人の場合、自分の意思で意識不明になったわけだが、その間の排出物はどう処理していたのだろうか? 自分でおしめをあてるなどの準備をしてから、霊界に行っていたのだろうか? 謎である。
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