昨日の夜、テレビを見ている時だった。 10時半を過ぎた頃から、部屋に置いていたケータイのメール着信音が頻繁に鳴りだした。 最近は懸賞やポイントメールがたくさんくるので、そういった類のものだろうと思いあまり気にはしなかった。
11時にテレビを見終わる。 部屋に戻りケータイを見てみると、そういう類のメールではなかった。 女性の名前で「メール下さい」だとか、「お金を借りるならココ」だとかいう内容のメールばかりである。
@から後ろ、つまりドメインはすべて同じ。 それも今まで見たことのないドメインだ。 アカウントもいいかげんで、アルファベットを意味なく並べているものばかり。 そう、迷惑メールなのである。 数えてみると、12件来ていた。 30分の間に12件だから、メールは2分半に1通の割で来ていた計算になる。 こんなことは初めてである。 パソコンで迷惑メールを受けたことがあるが、ここまで多くはなかった。
11時を過ぎてもメールは来続けている。 そう、相変わらず2分半に1通のペースでだ。
12時を過ぎると、さすがにメールの数は減ったが、それでも5分間隔で来るのだ。 ここまできて、ようやくぼくは腰を上げた。 何をしたのかというと、ケータイ以外のドメインで来たメールを受けとらないように設定したのだ。 これでメールは来なくなった。
それはそれでよかったのだが、これをやってしまうと大事なメールも受け取れなくなる。 依頼している仕事のメールも、ケータイに来るようにしているので、これではちょっと困る。 やはり受信拒否はすべきではない。
とはいえ、時間が時間だ。 大事なメールというのは、ちゃんとした企業からのものだから、夜中に来るとは考えられない。 また、相手は夜中でもこんなに多くメールを送っているのだから、当然午前中は寝ているはずだ。 ということは、仮にぼくが朝起きてからすぐに拒否解除しても、一時は迷惑メールは来ないということだ。 その間、対策を練ることができる。
また、相手はこれだけ集中して大量メールを出してくるのだ。 ということは、たとえそれが短い時間であったとしても、ことごとく受信を拒否されれば、メールアドレスを変えたと思い、ぼくにメールを出すのはやめるだろう。 もしそうしないなら、相手はよほどのバカだということになる。 ということで、朝拒否解除するということにして、寝ることにした。
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