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2006年08月19日(土) 久しぶりにギターを弾く(前)

しばらくギターを弾いてなかった。
いや、正しくは弾けなかったと言ったほうがいい。
何で弾けなかったのかというと、関節炎である。
指を曲げると痛みを覚えるようになったのだ。
特に酷かったのが、左手の薬指第二関節で、物にちょっと触れただけでも激痛が走っていた。
原因はよくわからないが、おそらく倉庫勤務の時に、毎日重い物を持っていたツケが回ってきたのではないだろうか。

しかし、そう大して気にはしていなかった。
こういうものは、放っておけば自然に治るからである。
とはいうものの、ギターは弾けなかった。
いや、弾いて弾けないことはなかったのだが、痛みが気になってそれどころではなかったのだ。

それが5月のことだった。
あれからまったくギターを弾いてなかったから、丸3ヶ月はギターを握ってないことになる。
おかげで、左指に出来ていた押さえダコはすっかりなくなって、きれいな指先になっていた。

その間、関節炎に関しては、病院などに行くことはなかったが、時折指を引っ張るなどして自分なりに治療をしていた。
その甲斐あってか、左手薬指以外の指の痛みは、ほとんどなくなった。
痛い左手薬指も、以前のような激痛ではなくなった。

そこで、ちょっとギターを弾いてみることにした。
今月の15日のことだ。
3ヶ月も触ってないからギターは埃まみれ、おまけに弦は錆びているし、ネックも少し反っているように思える。
しかし、そんなことには頓着せずに、ぼくはギターを弾いた。

だいぶ握力が弱っているようで、満足な音が出ない。
それが悔しくて、つい力ずくで押さえてしまう。
すると何とか音は出るのだが、指先に余計な負担がかかってしまい、だんだん指先が痛くなってきた。
それでも無理をして弾いていると、今度は指が痺れてきた。

そこで中断したのだが、指先を見てみるとプクンと盛り上がって、その部分が白くなっている。
どうやら豆が出来かかっているようだ。
無理をせずに徐々に慣らしていけば、いい具合に硬くなってタコが出来るのだが、豆になってしまうとあとが大変だ。
ということで、その日はギターを弾くのをやめることにした。


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