嫁ブーの神経痛がうつったわけではないのだろうが、二三日前から首が痛い。 後ろを向く時に、痛みで首が回らず、体ごと動かさないと向けないのだ。 何が辛いと言って、これほど辛いものはない。
何でそんなことになったのかというと、おそらくは枕のせいだろうと思う。 どうもしっくり来ないのだ。 時に高く感じたり、低く感じたりして、ちょうどいい時がない。 そのため、朝起きた時は、いつも首がだるく感じる。 きっとそれが頭痛になったり、今回のように首が痛くなったりするのだろう。
こういう時、ぼくはいつも無理をする。 変に体をねじったり、首や背中をしつこく揉んだりして、治そうとするのだ。 これが痛みを長引かせる原因となっている。 こういう時は、変に患部を当たったりせずに、湿布しておくのが最良の療法だと知り合いの整体師が言っていた。
しかし、ぼくの性分からして、それでは我慢できないのだ。 自分で治せないならと、首を牽引する器具を買ってきたりしたこともある。 それがどういう器具かというと、本体はビニールである。 それを首に巻きつけて、空気を入れて膨らますと、首が伸びるようになっているのだ。 つまり、牽引するわけだ。
その器具を試したのは、首が痛くない時だった。 空気を入れると、首がほどよく牽引されて気持ちがいい。 そこで購入して、いつもそれを使っていた。 ところがあまり使いすぎて、肝心の首が痛い時には、もう使えなくなっていた。 破れて空気がたまらなくなったのだ。 アイデア商品だったと思うが、作りがちゃちだったわけである。
さて、今日も嫁ブーの面倒を見ながら一日を過ごしたわけだが、その合間合間にネットで、首の痛みを治すものはないかと調べていたら、ありましたよ。 『首ストレッチャー』という名の器具で、首の重さを利用して自然に首のストレッチが出来るらしい。 なんか良さそうである。 素材も、前の器具のようなビニールではないし、空気を入れる必要もないから、きっと長持ちするだろう。
しかし、これを買うと、散らかしっぱなしの部屋が、また狭くなるだろうなあ…。 まあ、いいか。
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