| 2006年07月22日(土) |
部屋が散らかっている |
部屋が散らかっている。 片付けようとは思っているのだが、どこから手を付けていいかがわからない。 その大半が本で、あとCDだの楽器だのが部屋の中をゴロゴロしている。 元々狭い部屋なのに、そのものたちがさらに部屋を狭くしている。
こういう場合、まず大半を占めている本を片付けていけば、あとは自ずと片付くのかもしれない。 だが、本を片付けようにも、書棚が目一杯詰まっているために、置き場がないのだ。
現在ぼくの部屋には、大小の書棚が7つある。 小さい書棚は、重ねたりクローゼットに押し込んだりして、なるべく邪魔にならないように配置しているのだが、それがもう限界なのだ。 そのため、書棚を増やそうにも増やせない。
こうなったら、読まなくなった本を処分するしかない。 しかし、ただで処分するのももったいない。 ということで、ブックオフなどの古書店に売りにいこうと思っているのだが、そういう店の売れ筋と思われるコミックは絶対売りたくない。 なぜなら、ぼくは気に入ったコミックしか揃えてないからだ。
また、けっこう値が張ると思われる専門書も売りたくない。 東京にいる頃から、必死に探し回った本ばかりである。 しかも、なけなしのお金で買った本なのだ。 それゆえに、手放すことはしたくない。
となると、残るのは新書や文庫くらいである。 だが、こういうのはいい値で取ってくれない。 ぼくのように、偏った趣味の人間が持っている本なんて、誰が欲しがるだろうか? 仮に取ってくれたとして、まとめて100円とかがいいところだろう。
そういえば、東京にいた頃に生活に困って、神田の古書街に本を売りに行ったことがある。 その時に持って行ったのは、新書とコミックで、大きな紙袋2つ分だった。
古本屋のおっさんは、その本を見るなり、顔を曇らせた。 そして、いっときの沈黙のあとに言った。 「こういう本は価値がありませんから、大した値段はつきませんよ。それでいいですか?」 ぼくはその時、とにかくお金が欲しかったので、「それでいいです」と答えた。 「まあ、どの本も程度はいいみたいですから、少しおまけしておきましょう」 ということで、もらったお金は1000円だった。
今は、昔ほど新書に価値がないから、おそらく段ボール2箱で、ようやく1000円くらいではないだろうか? しかし、ただよりはいい。 なるべく早いうちに持って行くようにしよう。
あ、そうだった。 そうなると、書棚から本を引っ張り出して、選定しなければならない。 そういう面倒なことをやると、その後何もしたくなくなるのだ。 さらに部屋は散らかるだろうなあ…。
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