今日タバコについての調べごとがあったので、JTのサイトを覗いてみた。 ところがである。 飲料水などの情報は見ることができるのだが、肝心のタバコの情報を見ることができないのだ。 いや、見ることはできるらしいのだが、そのためにはユーザーIDとパスワードを入れないとならない。 つまり会員制を敷いているわけだ。 しかも、その会員になるには条件がある。 それは『成人喫煙者』であるこということだ。
で、どうすれば会員になれるのかと調べてみると、電話・FAX・郵送のいずれかで、成人喫煙者であることを先方に確認してもらわなければならない。 それを確認した上で、郵送でユーザーIDとパスワードを知らせるというのだ。 ぼくは、どうしても知りたいことがあったので、面倒だったが、その会員になることにした。 電話は苦手だし、郵送は面倒だ。 ということで採った方法はFAXだった。
申請書のフォーマットを印刷し、そこに必要事項を書き入れてFAXするのだが、それを書きながらぼくは「こんなの、いくらでもごまかしが利くやん」思っていた。 そこには、まず住所と名前を書き入れる欄があり、その下が成年である証明となる生年月日を書き入れる欄だ。 ところが、その生年月日を証明するもの、例えば免許証だとか保険証だとか住民票だとかいったものを添付する必要はないのだ。 また、喫煙を確認する記入欄などは一切ないときている。 ということは、これは建前上の申請書ということになる。
いったい誰に、「JTは、ちゃんとこういうことをやってますよ」という建前を見せているのだろうか? おそらく監視する人がいるからやっているのだろうが、これを見て「おっ、JTはちゃんとやってるな」と思うようなら、その人は単純バカである。 そのサイトを見たくらいで、未成年者はタバコを吸いたくはならないだろうし、そこを見なくても、吸うヤツはちゃんと吸っているのだから。 また、タバコを吸わない人は、業界の人以外まったく興味のないことだろう。
しかし喫煙者は、いつまでこういうイジメを受けなければならないのだろうか? 何度も言っているが、タバコの煙よりも、車の排気ガスのほうが確実に体に悪いのだ。 なぜなら、排気ガスは吸いすぎると即死するが、タバコは健康を害するかもしれないが即死はしないのだからだ。 何でそちらに目を向けないのだろう。 排気ガスが大丈夫というのなら、タバコの煙はほとんど無害である。
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