この間の休みの日に、近頃オープンしたスーパーに嫁ブーと買い物に行った。 特に目新しいものはなかったのだが、パンツ2枚で198円と安かったので、まとめて買った。
パンツといえば、ブリーフをはいたことがあるのは、高校時代ぐらいで、それ以外はずっとトランクスである。 なぜ高校時代にブリーフをはいていたのかというと、体育の時に、パンツがはみ出るからだ。 いや、それだけならいい。 下手すると、隙間から見えてしまうのだ。 それでしかたなくブリーフをはいていたわけだが、肌に密着しているために解放感がない。 しかも蒸れる。 そのため、高校を卒業したあとは、すぐにまたトランクスに戻したのだった。
さて、そのトランクスだが、すぐにゴムが伸びてしまう。 きっと肌に密着しているのが、ゴムの部分だけだからそうなるのだろう。 一方のブリーフはというと、パンツ全体が肌に密着しているので、ゴムへの負担はトランクスに比べると少ない。 ということだから、若干寿命は長いのではないだろうか。
トランクス寿命は、だいたい1年というところだろうか。 先に書いたように、すぐにゴムが伸びて、締まりがなくなってくる。 そのうちズボンを脱いだ時に、いっしょにパンツも脱げてしまうようになる。 そうなると、もうはけないわけだが、それでも買いに行くのが面倒なので、ついついゴム伸びパンツをはいてしまう。 もちろん、腰に引っかからないようなパンツははかない。 ズボンといっしょに脱げようが、パンツ単体ではいた時に、ストンと落ちなければいい、ということにしていた。
しかし、そんなごまかしもだんだん効かなくなってきた。 そのほとんどが、ストンと落ちるようになったのだ。 何とかはけるのは3枚だけだ。 それだって、いつダメになるかわからない。 ということで、スーパーで安売りしていたパンツに目がいったわけである。 「どうせ1年しか持たないから、こんなのでいいや」 と5セット買った。
ところが、家に帰ってからはいてみると、えらく小さい。 ちゃんとウェストを合わせて買ったのにである。 いや、ウェストはちゃんと合うのだが、お尻から太ももにかけてが、えらく小さいのだ。 しかも、短いときている。 そのため、窮屈でならない。 ブリーフならそれでもいいのだろうが、綿だから伸び縮みが効かない。 まあ、はいてはけないこともないのだが、何ぜ1枚99円の品だ。 すぐに縮むに決まっている。
ということで、今日、はいてない分を大きいのと交換に行った。 ところが、今日はさらに安くなっていた。 なんと2枚で158円である。 そこでぼくは嫁ブーに言った。 「いくら何でも1枚79円のパンツなんかはかんぞ。縮むやろうし…。第一、肌にパンツの柄が着いたら困やないか」 「じゃあ、高いのに変えたらいいやん」 「おう、そうする」 と言いながらも、選んだのは2枚セットで398円のヤツである。 つまり1枚あたり70円高くなっただけなのだ。 前のよりも縮みは少ないだろうが、「肌にパンツの柄…」の不安は消えない。
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