頑張る40代!plus

2006年07月03日(月) フリードリンク

1ヶ月ほど前に、先輩から電話がかかった。
ぼくの仕事の件で、結構長い時間話していたのだが、なかなか話が尽きない。
そこで、後日会おうということになった。
日時は先輩から連絡するいうことだった。

ところが、いつまでたっても先輩から連絡は入らない。
そのうちぼくもそのことを忘れてしまっていたのだが、先週の金曜日にようやく連絡が入った。
「明日、都合はいいか?」
突然、こう切り出したから、何のことかわからない。
そこで、
「えっ、何のこと?」と聞いてみると、
「前に会おうと約束しとったやないか」と言う。
「ああ、あの件ね」
「おまえんとこ近くにファミレスがあるやろ」
「たくさんあるけど…」
「じゃあGにしよう。そこで12時に待っとくけ」
「わかった」

ということで、土曜日の12時にそのファミレスGに行った。
駐車場に着くと、先輩はまだ来てないようだった。
店の中で一人で待つのも嫌だから、その駐車場で待っていることにした。

先輩がやってきたのは、ぼくが着いてから10分ほどしてからだった。
ぼくが本を読んでいると、ぼくの車の横に車が入ってきた。
見ると先輩である。
そこで車を降りたのだが、先輩は挨拶めいたことも言わず、唐突に、
「おまえ、朝飯食うたか?」と聞いてきた。
「食うたよ」と答えると、
「おれも食ったけ、ここはフリードリンクだけにしとこう」と言う。
ぼくはてっきり1時間くらいで話は終わると思っていた。

ところが、話が長引いてしまい、結局そのファミレスを出たのは4時を過ぎていた。
頼んだのはフリードリンクのみである。
アイスコーヒー、アイスティ、またアイスコーヒー…。
いくらフリーとはいえ、これだけ飲めばうんざりしてくる。

その間、何度かランチを頼もうとした。
だが、その都度先輩はそれを見透かしたように、
「今日はなかなか腹が減らん。フリードリンクで充分やのう。そうやろ?」と同意を求めてくるため、なかなかランチを切り出せない。
いや、別に先輩のことを気にする必要もなかったのだが、その先輩はいつも奢ってくれているので、その日もいつものように奢りだろうと思って遠慮していたわけだ。

さて、帰る間際、先輩は意外にも、
「今日は奢ってね。はい、ごちそうさん」
と言って、さっさと店を出て行った。
精算しながらぼくは、「こちらの奢りなら、最初からランチを注文しておけばよかった」と後悔したものだった。
空腹で気分は悪いし、その店の換気が悪いせいか頭は痛くなるし、冷たいものの飲み過ぎで腹は痛くなるし、もう最悪だった。

で、話はというと、先輩せいで、あまり記憶に残っていない。


 < 過去  INDEX  未来 >


しろげしんた [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加