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2005年07月11日(月) 進化人

進化人、進歩的文化人の略ではない。
猿の時代から延々と進化し続けている人たちのことを言う。
と聞いて、「えっ、我々人類は猿の時代からずっと進化し続けているじゃないか」と思う方もいらっしゃるだろう。
まあ、ぼくの話を聞いてほしい。
現代の人類には二通りの種類がある。
一つは停滞人で、もう一つが進化人である。

猿と人間の一番大きな違いは何だろうか?
まず、知能の発達の違いが挙げられる。
猿がどう頑張っても、人間の幼児くらいの知能止まりだろう。
他には、基本的に人間は二足歩行動物である。
猿もそうやって歩くこともあるが、基本的には前足に頼っているから、二足歩行動物だとは言わない。
しかし、そういうことは決定的な違いではない。

では、猿と人間、どこが決定的に違っているのか?
それは体毛の差である。
猿は、体全体が体毛で覆われている。
それが充分に機能しているから、猿は衣服を着る必要がない。
一方の人間はというと、その名残はあるものの、そのほとんどが退化してしまっている。
それがほとんど機能していないから、人間は服を着る必要があるし、残った体毛を『むだ毛』として剃ったりしている。

とはいえ、人間とて元は猿だったのだから、体全体が体毛で覆われていた時代があったはずだ。
それがある時期から、体毛が退化していき、猿と人間の区別がつくようになった。
つまり、体毛の退化が、即ち人間の進化となったのだ。

さて、では進化人とは何か?
それは、最初に言ったとおりで、今でも進化し続けている人たちである。
もう、おわかりだと思う。
ということで、これ以上は言いません。

進化人は何かというと、すぐに停滞人の目を気にするが、そういうことは気にしなくてもいい。
あなた方は選ばれた方たちなのだから、もっと誇りを持って堂々と生きていけばいいのだ。
精力絶倫と言われるのも、進化し続けているからである。
おそらく、未来はあなた方の子孫で埋め尽くされることだろう。

そういえば、江戸時代の独特のスタイルは、進化人への気配りから生まれたという話を聞いたことがある。
しかし、それをぼくは気配りだとは思わない。
それは進化人への憧れだったと思っている。
そう、進化人にあやかりたかったのだ。
そう考えると、江戸時代というのは、未来志向の強い時代、いや未来を体現した時代だったと言える。

ということだから、進化人の方たち、停滞人回帰なんかしなくていい。
未来の姿で堂々と生きていってほしい。
そして、進化し続けていってください。
我々停滞人の歴史は、もうすぐ終わるでしょうから。


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