昨日は義弟の子の、初節句のお祝いに出席したために、家に帰るのが遅くなってしまった。 家に帰った時はすでにグロッキー状態で、数行ほど日記を書いたものの、結局考えがまとまらず、寝ることにした。 頭の冴えている朝に書こうと思ったのである。 ところが、朝になっても頭は冴えない。 おまけに昨日は風呂に入らずに寝たため、朝入らなければならない。 そうこうしている間に出勤時間になってしまった。
そのため日記は会社に持ち越すことになった。 会社で日記を書くといっても、会社のパソコンは使えない。 そこで、いつものように携帯電話で打ち込むことになる。 携帯電話で打つ、これがけっこう大変な作業なのだ。 もちろんどこでも打てる手軽さはある。 例えば、立ったまま打つことが出来るし、トイレでも打つことが出来る。 しかし、難点のほうがはるかに多い。 何といっても、指一本で打つために時間がかかる。 さらに変換が面倒である。 片手間でやっているようで、どうも集中が出来ない。 画面の関係上、断片的にしか文章が見えないので、全体の文章のバランスがわかりにくい。 けっこう長文を書くがゆえに、読み返すのが大変である。 …などである。 とはいえ、使えるのは携帯電話しかないのだ。
ということで、仕事の合間を縫って日記を書くことにした。 お客さんの相手をしながら、日記の内容を考える。 日記の内容を考えながら、お客さんの相手をする。 さらに、時々ゲームをしながら、日記の内容を考える。 そういうことを繰り返しながら、その内容を携帯電話に打ち込んでいった。
そうやって出来上がった日記だが、最後の最後に最大の難関が待っていた。 それは携帯電話の電池切れである。 日記を打ち込むだけならともかくも、途中でゲームをやったり、馬鹿な画像をダウンロードしたり、その画像をヒロミちゃんに送ったりしたものだから、電池がなくなってしまったのだ。 慌ててぼくは、会社に置いてある充電器で充電し、その後で日記を上げた。 時間はすでに午後2時を回っていた。
さて、その後仕事が終わり、家に帰ってから日記を読み直してみたのだが、愕然とした。 必死に考えて書いた日記が、あの程度だったからだ。やはり日記というものは、じっくり構えて書かないとだめということだ。 そう思って今日の日記を取り組んだわけだが、敢えなく撃沈。 結局、今日の日記も携帯電話での更新になってしまったのだった。
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