頑張る40代!plus

2005年05月01日(日) 赤い空

左の写真を見てほしい。
民家の上の空が赤いのがわかるだろうか?
この写真は今夜10時過ぎに、ぼくの実家付近から南の空を撮ったものである。
今日嫁ブーは休みで、昼から自分の実家に帰っていた。
ということで、ぼくは仕事帰りに嫁ブーを迎えに行った。
そこで晩飯を食べてから家に帰ったのだが、その帰りにちょっと用を思い出し、ぼくの実家に寄った。
その時この空に遭遇し、さっそくカメラに納めたわけだ。

この空を見たとたん、嫁ブーは「何か不気味な空やねえ」と言った。
「ああ、確かに午後10時の空じゃないのう。妙に明るい」
「うん、夕暮れ時の空やねえ」
「ほら、前に『時間ですよ昭和元年』で、関東大震災の時、赤い空やったと言いよったやん」
「あっ、そうやったねえ。もしかして、こういう空やったんやろうか?」
「おう、テレビではこんな空やったのう」
「何か不吉なことが起きるんじゃないと?」
「何とも言えんけど…」
「また地震とかあったら嫌やねえ」
「そういえば、ここ2,3日変な風が吹いているし…」
「そうそう、この間の地震の時も、変な風が吹いてたよ」
「1週間前には、地震雲が出ていたと言うし…」
「うん…」

不安になったぼくたちは、実家での用事を早めにすませ、慌てて家に帰った。
帰る時も、南の空は赤いままだった。
家に着いて、ぼくたちは、さっそくバルコニーの鍵を開けた。
ここは6階だから、赤い空の原因がわかるかもしれないと思ったわけである。
バルコニーに出たぼくたちは、その赤い空の出ている方向を見てみた。
「!」
ぼくたちは顔を見合わせた。
パチンコ屋のネオンが空に映っていたのだった。

3月に地震が起こって以来、どうも疑心暗鬼を抱いてしまったようだ。
ちょっとした物音でさえ、「地震じゃないか?」と思ってしまう。
立っている時、足下に「ズン!」と震動が来るような気がする。
ガタガタ道を運転している時にも、「これは地震のせいじゃないのか?」と思っている。
と、いう具合である。
いったいこの疑心暗鬼はいつまで続くのだろうか?
地震には、「これで終わり」という着地点がない。
それゆえ、一生続くような気がする。
ともあれ、今日はパチンコ屋のネオンで安心した。

【追記】
ところがである。
この日記を書いている時(翌午前1時24分)に、本当に地震が起こってしまったのだ。
震源地は相変わらず福岡市で、そちらの震度は4、ぼくの住んでいる地域は震度3だった。
もしかして、『赤い空』神話は本当だったのだろうか?
もしそうなら、パチンコ屋はネオンをつけないでほしい。


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