| 2005年04月15日(金) |
春は腰痛の季節らしい |
腰痛に悩まされたのは、昨年の3月だった。 それから1年ちょっと経つわけだが、その間良くもなく悪くもない状態が続いていた。 いや、実際は悪かったのだろうが、五十肩や歯痛でそういうことを忘れていたのだ。 歯の治療もいよいよ最終段階に入ったこの時期に、またしても腰痛のやつがお目見えした。
1週間ほど前のことだった。 手に持っていたメモ用紙が落ちたので、前屈みになって拾おうとした。 その時だった。 腰の真ん中から右側にかけて、「ツーン」という痛みが走ったのだ。 危ないところだった。 もう少し体を曲げていたら、確実にギックリ腰になっていただろう。 ぼくは、過去に一度ギックリ腰になったことがあり、さらに疑似ギックリ腰を何度も体験しているので、この手の痛みに対しての反応は早いのだ。 素早く体を元の体勢に戻して、腰を軽くマッサージした。 そういうことで、何とか最悪の事態にはならずにすんだ。 しかし、その日は重たい物を持ったり、腰を曲げることを極力避け、じっとしていることにした。
ところが、痛みが走るのはその日だけはなかった。 その後も、たびたびそんな痛みが走るようになったのだ。 いちおう自己流のケアなどもやってみるのだが、まったく改善されることはない。 そこで、前回はいったいどうやって腰の痛みを治したのだろうと思い、昨年の日記を読んでみることにした。 こういう時、日記を付けていると役に立つものである。 3月6日と翌7日にその記事はあった。
そうそう、そうだった。 あの時は尿管結石恐怖症だったのだ。 最初は腰痛と思っていたが、だんだん腹も痛くなってきて、さらにその前に飲みに行った時、尿管結石になった知り合いからその症状を聞いたいたがために、勝手に尿管結石だと思い込んだのだった。 その思い込み尿管結石をどうやって治したのかというと、入浴とファンヒーターで温めることだった。 そういえば、今回は温めることをしなかった。 そこで、会社に置いてある温熱治療器に当たって温めてみた。 なるほど少しは調子がいい。 ある程度の時間なら、体を前に曲げても痛みは走らない。 しかし、時間を過ぎると、また痛みが走ってくるのだ。 どうも温め方が足りないようだ。 しかし、ずっと温熱治療器にかかっているわけにもいかない。
他に方法はないものだろうかと頭を巡らせた。 そういえば、4月に入ってから暑い日が多いので、普段より薄着をしている。 しかし、それは作業などをしている時だけのことで、何もしていない時などは体が冷えてしまうのだ。 「もしかしたら、体の冷えから来るのではないか?」 そう思ったぼくは、多少暑くても、この時期にふさわしい格好をしていることにしてみた。 すると、慢性的な痛みは残ってはいるものの、それまで走っていたギックリ腰の前兆のような痛みはなくなったのだった。
この時期、ぼくの周りには腰痛に悩む人が多い。 ぼくもそうだが、そういう人は、暑かったり寒かったりの気候に細かく対応せずに、ただ「暑い日もある」という単純な理由だけで薄着をしているのだ。 ということはだ。 この時期の腰痛の原因は、『冷え』ということになりはしないか。 もしそうだとすると、来年以降の春の腰痛は防げそうだ。 それを確信するまで、もう少し様子を見てみることにする。
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