昨日検索ワードの話をしたが、今日もいつもと同じように『背中痛』が上位に来ている。 ということで、今日も謝っておく。 「せっかくお出でいただきましたが、このサイトは『痛み』のサイトではありません。『痛み』はあくまでもネタに過ぎません。実にくだらない内容でございます。お詫びに、もし背中痛に効く療法などが見つかったら、ここでお知らせ致しますので、ご容赦下さい」
さて、背中痛のことを書いたせいかどうかは知らないが、今日痛みにからんだ事件が起きた。 仕事を終わって家に帰ると、嫁ブーが青い顔をしてソファーに座っていた。 「どうしたんか?」と聞くと、「またいつものが出た」と答えた。 「いつもの…?いつものっちゃ何か?」 「腰痛めたんよ」 「えっ、どうしてまた」 「昼間洗濯しよる時に、くしゃみが出たんよ。その拍子に腰が『グキッ』となって…」 「ギックリ腰か?」 「そのようなもの」 「じゃあ、急患センターに連れて行ってやろうか?」 「ご遠慮します」 「遠慮せんでいい。夫婦やないか」 「何が夫婦ね。また私を車いすに乗せて遊ぼうと思っているくせに」 「誰がそんなことをしたんか?」 「しんちゃん」 「愛する嫁さんに、そんな酷いことをするわけないやないか」 「よく言うよ」
忘れていた。 昨年の4月末、嫁が足を痛めたことがあった。 その時ぼくはあまりに暇だったので、「人様に顔をさらすんじゃねえ」などと言って、車いすに乗った嫁ブーを壁に向けて座らせたりして遊んでいたのだった。 そうか、あれから間もなく1年がたつのか。 早いものである。 しかし、女は前のことをよく覚えているなあ。 ぼくなんか、嫁ブー言われなければ思い出さなかったのだから。
幸い明日は休みである。 そこで嫁ブーに、「明日歯医者が終わったら、即効性のある整体院に連れて行ってやろうか?」と言ってみた。 すると、嫁ブーは「いや」と言って拒んだ。 「何で行かんのか。早く治しとかな、治りが遅くなるぞ」 「整体はいや」 「じゃあ、やっぱり急患センターやの。早く準備せ」 「だから、いいっちゃや。もうよくなりよるんやけ」 「おまえ足の時もそう言うたけど、その結果が松葉杖やったんやないか」 「あの時は、足やったけよ」 「腰なら行かんでいいんか?」 「そういうわけじゃないけど、ほら、腰痛はいつものことやん。今まではしばらく放っておいたら治ったんやけ、今回もそれで治るっちゃ」 「そんなことはない。そうやって放ったらかしにしとるけ、何回もギックリ腰になるんよ。おれなんか、ちゃんと自分でケアしよるけ、ギックリ腰なんかになることがないやろうが」 「そりゃそうやけど…」
嫁ブーが「整体はいや」と言った理由は、あの「ボキボキ」がだめだかららしい。 だめならなおさら行かせたくなる。 「ヒーヒー」言っている嫁ブーの姿を動画にでも納めて、あとで酒の肴にするのも一興である。 こうなりゃ、意地でも連れて行ってやるわい。
ところで、今日の日記のタイトルだが、こういうタイトルにすると、これがまた検索に引っかかって、腰痛の人が飛んでくるんだろなあ…。 重ねて言います。 ここは、「痛み」のサイトではありません。
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