昨日、ひどい頭痛に見舞われた。 朝は何ともなかったのだが、昼頃から徐々に頭が痛くなり始めた。 普通、頭痛がする時には、それなりの原因があるものだ。 例えば、部屋の中の空気が悪い時。 冬時期はストーブなどを焚くから、空気が濁っている。 それなりに換気をしてないと、頭が痛くなってくる。 昔は火鉢などで暖を取っていたために、しょっちゅう頭が痛くなっていたものだ。 そういえば、冬でなくても、休みの日なんかに終日寝ていることがあるが、そういう時、換気をしなければ、やはり頭は痛くなる。
最近では、部屋の中が必要以上に暑い時にも、頭が痛くなってくる。 これはのぼせによるものだ。 温もった枕の上に頭を置いたりした場合も、確実に痛くなる。 枕といえば、たまに頭にフィットしないことがある。 そういう時は、朝起きた時に首筋や背筋が疲れていることが多いが、それがもとで頭が痛くなることもある。 それと、二度寝も頭痛の種となることがある。 起きるタイミングを間違えた時だが、これはけっこう応える。 あと考えられるのは、酒のせいであったり、風邪のせいであったり、である。
ところが、今回の頭痛は、その原因がつかめなくて困った。 確かに職場の空気は悪いが、それなりに広く、さらに自動ドアが頻繁に開閉しているので、換気の心配はない。 では、職場が暑かったのかというと、そうではなかった。 暖房は入っていたが、えらく寒かった。 しかし、それは寒気とは違っていた。 また、首の疲れがあったわけでもなく、二度寝したわけでもない。 原因がつかめさえすれば、何とか対処のしようがあるのだが、今回はそれが出来なかった。
そのため、頭痛は時間を追うごとに酷くなり、夕方そのピークを迎えた。 それまでは首を振ったり、刺激を与えた時に痛かっただけだが、その頃には何もしなくても疼くようになっていた。 頭が脈打ちだし、脳全体が真っ赤に腫れているような感触がある。 しかも、それに伴って目が痛くなり出した。 といっても、別に目が悪くなったわけではない。 頭の痛みが目に伝わり、目を開けているのが辛くなったのだ。 しかたなく、接客している時以外は目を閉じていた。 それがよかったのか、帰る時には、目の痛みはなくなっていた。
家に帰ってから嫁ブーを迎えに行くまでの時間、ぼくはこたつに入って寝ることにした。 こたつの電源を入れて、温もった頃だった。 ぼくは、太もものところが、えらく冷えているのに気がついた。 きっと店内や外が寒かったせいで、そういうことがわからなかったのだろう。 とにかく、こたつに入っていると、その冷えが薄れていくのがわかる。 それがやけに気持ちいいのだ。
そして20分ほどたった頃、完全に冷えは取れた。 ちょうどその時、嫁ブーから仕事が終わったという連絡が入った。 そこで、こたつから這い出して立ち上がった。 ところが、今まであった頭痛が嘘のように消えていたのだ。 その後も頭痛がぶり返すこともなく、無事日記も書き終え、安眠することが出来たのだった。
しかし、足の冷えから来る頭痛を体験したのは初めてのことである。 40歳を過ぎてから、初めて体験することは多いが、それが一回限りで終わったためしがない。 その後何度も続くのだ。 そのいい例が、四十肩であり、五十肩である。 そういうことなので、今後も足の冷えから来る頭痛も続くだろう。 それゆえに、冬場は足を冷やさない工夫をしなければならない。 足の冷えを防ぐものといえば、やはりズボン下になるのだろうか。 ・・・。 ズボン下か…。 男の美学に関わるなあ…。
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