頑張る40代!plus

2004年04月26日(月) 急患センター(前)

嫁さんは姿勢が悪いせいか、時々変な歩き方になっている。
その影響からかどうかは知らないが、今朝、新聞を取りに行く時に足をくじいたらしい。
今日はお互い休みだったため、前々から計画していた、生鮮食品の即売に行き、近くのお寺に藤棚を見に行ったのだが、その時は別に変わったところはなかった。

ところが、夕方のこと。
突然「足が痛い」と言い出した。
ぼくが「どうしたんか?」と聞くと、「朝くじいたところが痛くなった」と言った。
「昼間はどうもなかったやん」
「うん、だんだん痛くなって」
とりあえず、湿布を貼って様子を見ることにした。

ぼくが風呂から上がった頃、いよいよひどくなったようで、立つことも出来なくなっていた。
「何なら、医者に行くか?」
「別に医者に行くほどのことは‥‥。いや、やっぱり連れて行って」
時間は8時を過ぎたところだった。
「この時間、開いとる病院あるかのう?」
「産業医大は開いとうよ」
「そうか」
ということで、家からさほど離れてない場所にある産業医大に向かった。

産業医大に着き、受付に行った。
事情を説明すると、受付の人は「通院されている方ですか?」と聞いた。
「いいえ、初めてですけど」
「すいませんが、ここは通院されている方だけしか診てないもので」
「じゃあ、どこに行ったらいいんですか?」
「急患センターの本部の電話番号を教えますから、そこで聞いて下さい」
受付の人から、電話番号を書いた紙を受け取り、病院を出てからそこに電話をかけた。

「どちらにお住まいですか?」
「八幡西区ですけど」
「ああ、八幡なら、市民病院で受け付けてますので、そちらに行って下さい」
市民病院は、八幡駅の近くにある。
産業医大からだと、車で20分はかかる。
ぼくは『足をくじいたくらいなんやけ、ここで診てくれればいいのに』と思いながら、市民病院に向かった。

市民病院に着き、受付に行くと、先方から「どうされましたか?」と聞いてきた。
さすがに急患慣れした対応だった。
嫁さんが事情を説明すると、受付の人は「では、こちらの書類に必要事項を書いて下さい」と言った。
嫁さんが書類を書いている時、受付が「あ、ご主人、奥様は立っているのが辛そうなので、入口にある車いすを持ってきて下さい」と言った。
「えっ、車いすですか?」
「ええ」
『足をくじいたぐらいで大げさな』と思いながらも、ぼくは車いすを持ってき、嫁さんをそこに座らせた。


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