昨日、会社帰りに本屋に寄った。 毎週購読している週刊誌を買い忘れていたので、買いに行ったのだ。 週刊誌を買った後、時間が余ったため、しばらく本屋でブラブラしていた。 最初は新刊などを見ていたのだが、特に面白い本は見つからなかった。 そこで帰ろうとしたのだが、その時、一冊の本が目に飛び込んできた。
『宿曜占星術』というタイトルだった。 密教の占星術だということだ。 この本によると、人間というのは27種類の星に分けられるらしく、その星は生年月日で決定されるという。 ということで、その本では、その一つ一つの星の持つ意味を説明していた。
そこで、ぼくは自分の星を探し、そのページをめくってみた。 そこに書いてあったことは、ぼくは、かつては町内に必ず一人はいた、口やかましいおやじタイプの人間だということだった。 また、自分の中にいくつもの格言を持っている人だとも書いてあった。
ぼくは、気が乗らないとしゃべらないタイプの人間だから、普段は黙っていることが多い。 気が乗らないぼくしか見たことがない人は、おそらく無口な人間だと思っているにちがいない。 そういう人間のどこが「口やかましい」のだろう。 まあ、酒が入れば、かなり軽口になるので、もしかしたら「口やかましい」にはそういう意味も含まれるのかもしれない。
もう一つの格言は当てはまるだろう。 ぼくは確かに、いくつもの格言を持っている。 例えば、このサイトの冒頭にある、『いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう』なんかは、その最たるものである。
さて、この本を読んでいて、一つだけ「おっ!」と思ったことがあった。 それは、ぼくと同じ星生まれの有名人を見た時である。 ボブ・ディラン、吉田拓郎、矢沢永吉、司馬遼太郎、立川談志など、ぼくのお気に入りの人たちが多くいるのだ。 こういった人たちを、ぼくはたまたま好きになっていったのだが、そういう人たちに「同星のにおい」を感じたのかもしれない。 落ち着いてそういう人たちを見たり聴いたり出来るのも、きっとそのせいだろう。
もしかしたら、ぼくの日記が好きで見に来てくれている人も、同じ星なのかもしれない。 ぼくの星は「觜」だということです。
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