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2003年06月05日(木) 嘘つきはどっちだ?

昨年だったか、A子という他の店の女性がやってきて、「本社のBさんが、『しんちゃんは、仕事中にパソコン雑誌ばかり読んで仕事をせん』と言ってたよ」と言った。

その後、Bさんが店にやってきた。
そしてぼくに「A子が以前、『しんたさんは仕事中にパソコン雑誌ばかり読んで、仕事をせん』と言ってたよ」と言った。

4月の話。
またBさんが同じことを言ってきた。
「A子が『しんたさんは仕事中にパソコン雑誌ばかり読んで、仕事をせん』と言ってたよ」

5月の話。
A子がやってきた。
そして同じことを言う。
「本社のBさんが、『しんちゃんは、仕事中にパソコン雑誌ばかり読んで仕事をせん』と言ってたよ」

いったいこの二人、何をやっているのだろう。
この話を最初にA子から聞いた時は、『おそらくBさんはぼくのことが嫌いなんだろう。だからそんな中傷まがいのことを言うんだろう』と思っていた。
ところがBさんから話を聞くと、A子がぼくのことを煙たがって、そういう中傷まがいのことを言っているように聞こえる。
お互いに二度ずつ。
それも交互に。
とくに、今年に入ってからは、忙しくてパソコン雑誌を読むような暇はない。
となると、4月,5月の話はいったい何を根拠にした話なのだろうか。

『仕事中にパソコン雑誌…』についての、ぼくなりの弁解をさせてもらう。
家電の担当者がパソコン雑誌を読んでいることを、さぼっていると言うのかどうかはわからないが、少なくとも店ではそういう関連の商品を扱っているのである。
また、お客さんから、パソコン関係、プロバイダ関係の問い合わせも多い。
ということは、例えそれがぼくの趣味とダブることがあったとしても、そういう勉強は必要なのではないのだろうか。
現に、仕事には十分に役立っているのだ。

前の会社にいた時、アイドルタイムの過ごし方として、「クリーンリネス(清掃)」と「スタデー(商品勉強)」を徹底して教育された。
掃除をしていない時は、よく関連雑誌やカタログを読んでいたものである。
それについて、人から非難されることは一切なかった。
逆に、そういうことをしないことを咎められたものである。
いくら会社を替わろうとも、そういうことは小売業の基本である。
それを非難するということは、小売業という職種を非難しているのと同じことだ。

さて、話は戻るが、A子とBさん、この二人のうちの一方は正直者で、他方は嘘つきだと言える。
いかに正直者とはいえ、こういうことを本人に言ってくる正直者は困りものである。
きっと思いやりがない人なのだろう。
それはともかく、最大の悪党は嘘つきのほうである。
これはもう、愉快犯と言ってもいいだろう。
だいたい何のためにこういうことをやっているだろうか。
ただ一つわかっているのは、犯人が、ぼくと正直者を仲違いさせようとしているということである。
おそらく犯人は、そうすることによって、何らかの利益を得ようとしているのだろうが、いったいそれは何?
それをぼくは追求していこうと思っている。
そうすることによって、どちらが犯人かがはっきりしてくるだろう。
さて、嘘つきはどっちなのだろうか?


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