夜、近くの居酒屋に飲みに行った。 食べずに飲んでばかりいた。 12時を過ぎ、家に帰ったところまでは覚えている。 いつの間にか眠ってしまっていた。 朝起きて、日記を更新してないことに気が付いた。 さっそく、日記を書き始めたのだが、頭が痛い,、眠たい、 ボーっとしている、完全に二日酔い状態である。 そういう状態の時に限って、早く出勤しなければならない。 仕方なく、朝の更新は断念したが、都合のいいことに、今、店は改装中である。 仕事はほとんどない。 そこでぼくは、午前中くらいで仕事を切り上げて、帰ってからゆっくり日記を書こうと思っていた。 ところが、そういう時に限って、いろいろな仕事が舞い込んでくる。 結局、帰ってきたのは午後5時過ぎである。 今から昨日の日記を書き、それが終わってから、すぐに今日の日記を書かなければならない。
さて、夕刊に載っていたのだが、今福岡県内のホームレスは1187人いるということだ。 福岡市は607人、北九州市が421人いるそうである。 この数字は大阪や東京に比べるとはるかに少ないのではあるが、全国で6位だというから、決して少ない数字とはいえない。 もちろん九州・沖縄地区ではダントツである。 博多や小倉にいるホームレスの数は半端じゃない。
ところで、ぼくは浮浪者のことをホームレスと呼ぶのかと思っていた。 ところが、新聞を読むと若干ニュアンスが違うのだ。 記事の中に、ホームレスの半数近い人が、社会復帰を望んでいると書いている。 とういうことは、彼らは浮浪者じゃないじゃないか。 ぼくは、浮浪者のことを『世捨て人』という意味合いで捉えている。 ホームレスは社会復帰を望んでいるのだから、当然彼らを『世捨て人』と呼ぶことは出来ない。 したがって、ホームレスは浮浪者ではないということになる。 ぼくは認識を改めなくてはならない。
ぼくが東京にいた頃のことである。 ある日、友人と地下街を歩いていた。 突然その友人が「あ、今日はいるなあ」と言った。 「え、何が?」 「有名人」 「有名人?」 「ほら近づいてきた」 十数秒後、ぼくは怪物を目にすることになる。 頭を抱え、「アー」とが「ガー」とかいう叫び声を上げながら、怪物は登場した。 その形相、ただ者ではない! その臭い、人間ではない! すごい存在感である。 すごい威圧感である。 彼のいる半径10m以内には誰も近づかない。 近づけない。 彼は、浮浪者の風を装いながら社会復帰を狙っているホームレスと呼ばれる人ではない。 ぼくがこれまで見てきた中では、最強の浮浪者だといってもいい。
ああ、もう午後8時を過ぎた。 もう一編、日記を書かなくては… ということで、3月26日付けの日記は終わり。
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