おそらく風邪からきているんだろうと思うが、最近胃がもたれることが多い。 食事をしてから1時間ほどして、この症状が始まる。 別にそれで気分が悪くなるとかそういうことではないが、何か普通ではない。
他にもある。 鼻が詰まっていたり、鼻水が出たりするわけではないが、鼻の奥が妙に水っぽい。 それが、違和感を醸し出している。
のどがおかしい。 痛いのではないが、どっしりとしたものが、のどに座り込んでいるような感じがする。 若干熱も持っているようだ。 なるべく首は冷やさないようにしている。
金縛りにあう。 そのため、寝不足になってしまう。 また夢見が悪い。 決まって同じ夢を見る。 薄暗く天井の高い、古びた倉庫の中にいる夢だ。
気力が萎えている。 どうも、意欲がわかない。 例えばこの日記にしろ、何を書いていいのかわからなくなるのだ。 以前はこういうことはなかった。 とにかく座れば、何かネタが浮かんでいたのだが、最近はそれがない。 また仕事中にも、何も出てこない。 まず、感動がないのだ。 酔っぱらいのじいさんが来ても、変なクレーム電話がかかってきても、さして気になるようなことがない。 時間が経てば終わる、という、何か諦観のようなものが芽生えている。
とにかく、昨年末より健康ではない。 早く以前の体調に戻したいのだが、何か方法はあるのだろうか。 病院に行っても、この状態から解放されるとは思えない。 薬漬けになって、他の箇所を悪くするに決まっている。
知り合いに、薬ばかり飲んでいる人がいた。 毎食後、片手いっぱいの薬を服用しているのだ。 何をそんなにいっぱい飲む必要があるんだと、尋ねたことがある。 すると、「薬を飲むと、他に障害が出てくるので、それを押さえるために飲んでいる」という答だった。 例えば、心臓の悪い人が心臓の薬を飲む。 しかし、薬を飲むと胃をやられるので、胃薬を併用する。 薬を併用すると抵抗力がなくなるので、滋養強壮剤を飲む。 ビタミン剤を飲む。 そうなると便の出が悪くなるので、下剤を飲む。 という具合である。 素人考えだが、この人は元々心臓が悪いのだから、心臓の薬だけを飲めばいいのだ。 それで胃が荒れるというのなら、牛乳を飲んで胃を守ってから薬を飲めばいいじゃないか。 ぼくはそう思っていたのだが、その人は真面目に医者の言いつけを守っていた。 結局、薬で腎臓をやられ、死んでしまった。 最期まで、薬を手放さなかった、という。 果たして、この人は薬を服用しだしてから死ぬまで、体調のいい時があったのだろうか。
さて、そういうこともあったので、ぼくは薬というものをまったく信用してない。 今回の風邪でも、風邪薬を飲んだのは2日間だけである。 人から「薬は続けたほうがいいよ」と言われたが、薬の怖さを知っているだけに、それは出来ない。 後は体力で何とかなると思い、薬は買ったものの、あれ以来一切薬は飲んでいない。 ここは地道にラジオ体操とかで、体のバランスを整えていくことにするか。
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