| 2001年07月17日(火) |
日本語の歌を海外に輸出しよう |
今、全米で鬼束ちひろの「イノセンス」が話題になっているそうだ。 もちろん日本語である。 某企業のCM曲として使われているらしいのだが、そのCMは業界雑誌で全米一位の広告に選ばれたらしい。 選曲に関しては一部の反対もあったようだが、選んだ人は「この曲しかない」と直感したという。 やはり歌は言葉じゃなく心なんですね。
それはそうと、日本人歌手がアメリカ進出する時は、決まって英語の歌をうたう。 そのほとんどがポップスやロックだ。 ノリが悪い日本人が、下手な英語を聴かせても本場の人に受けるはずがないじゃないか。 ピンクレディ・松田聖子・ドリカム、あれだけ金を使ったのにうまくいかなかった。 何年か前の日米野球の時、両国国歌を吉田美和が歌ったことがあるが、それを聴いてメジャーリーガー達は笑っていた。 アメリカ国歌を歌うのが日本人で、しかもあの下手な発音でやるもんだから笑ってしまったんだろう。 ドリカムの「WINTER SONG」がヒットした時思ったことがある。 「なんでこの歌がヒットするんか!?」だった。 ありふれた曲調だし、英語は下手だし、この歌がヒットチャートの上位にいるのが不思議でしょうがなかった。 きっと、ドリカムという「ブランド」だけで売れたんだろう。 もし、日本人が英語の歌で勝負しようと思ったら、宇多田ヒカル級の英語力は必要になるだろう。
とは言うものの、かつて海外で話題になった日本人ミュージシャンがいなかったわけでもない。 坂本九,サディスティック・ミカ・バンド,Y・M・O、彼らは一時的なものであるにしろ話題になったのは事実だ。 これはオリエント風の曲調やその演奏技術など、いわゆるアイデアでの成功だったように思う。 今回もこの路線のものなんだろうか? でも、日本語の歌が話題になっているというのが嬉しい。 これからも、「ポケモン」はじめアニメの中で流すなどして、どんどん日本語の歌を世界中に送ってほしいものだ。 きっと、韓国以外は受け入れるだろう。
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